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弘大生が人口移動の社会調査 三沢市対象、まちづくりに活用も

6/25(日) 10:48配信

デーリー東北新聞社

 弘前大人文社会科学部地域行動コースは22日から、青森県三沢市を対象に、人口の移動をテーマとする社会調査実習に取り組んでいる。初日は市内各町内会長への聞き取りを手掛けた。調査は2020年度まで4年間にわたり継続。結果を学内外での研究に生かすほか、市にも提供し、まちづくりに役立ててもらうことにしている。

 15年国勢調査で三沢市は子どもの比率が青森県内で特に多い一方、高等教育機関がないことから、弘前大が対象地域に選定。学生が地域に出向き直接、住民の話を聞くなどし、進学や就職、Uターンといった移動の背景にある人々の意識などを探る。

 学生20人余りが調査に参加し、羽渕一代准教授と白石壮一郎講師が指導。22日は市内の町内会長7人に学生がインタビューした。このうち、市松園町2丁目の集会施設「そだなす館」では、学生3人が桜町2丁目町内会の藤田光彦会長(63)に取材し、買い物や祭りなど生活全般について質問した。

 藤田さんは、少子化に伴い子どもを巻き込んだ地域活動が年々難しくなっている現状などを説明。一方、米国で暮らした経験を踏まえ「若者には市外での生活を経験してほしいが、社会が成熟するにつれ、外の世界への興味が薄れているかもしれない」と述べた。

 調査に当たった3年の伊藤創成さん(20)=北海道石狩市出身=は「若者が外に出ることをプラスに捉えているのが新鮮」と感想を語った。

デーリー東北新聞社