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なぜお金を払ってまで恐怖を体験するのか、株式会社闇が仕組む“ホラー×テクノロジー”

6/25(日) 12:00配信

AbemaTIMES

ホラー×テクノロジーで“恐怖感動”を

 お化け屋敷や映画のみならず、ウェブやスマホなど大きな広がりをみせている“ホラー”の世界。そんななか、「超怖い」と話題のコンテンツを作っている会社がある。

 出迎えてくれたのは、株式会社「闇」代表取締役の頓花(とんか)聖太郎氏。差し出された名刺は、触った箇所が赤く変色するホラーな仕組みが施されている。

 「闇」は、Webサイトやアプリのホラーコンテンツ制作を専門とする会社だ。頓花氏は、「ホラーとテクノロジーを組み合わせて、新しい恐怖感動を作ろうとしている」と話す。オフィスには、等身大の人形や日本人形、こけしなどが置かれており、「勝手に集まってきた」という。

 「闇」が手掛けた代表的な案件に、「サクヤサマ」がある。日本各地のリゾートバイトを紹介している企業から、「リゾートバイトをテーマにした怖いサイトを作って欲しい」と依頼を受けて制作した、ホラーゲーム風の求人サイトだ。リゾート地でアルバイトをすることになった主人公が、その土地の怨霊「サクヤサマ」の呪いに巻き込まれていく。

 頓花氏は「ソーシャルでかなり話題になり、主に『誰がいくか』というものだったが、反響が大きかった」と話す。アルバイトが集まるのかという疑問は拭えないが、話題になったことで“大成功”と言えるそうだ。

 さらに、「闇」はVRにも着手している。実際のお化け屋敷をVRで体験でき、お化け屋敷とは異なる“逃げられない”怖さを体験できる。

 ホラーとテクノロジーをコラボさせ、今流行りの謎解きイベントを開催するなど、会社設立3年目にして、恐怖を生み出す多くの事業に取り組んでいるが、「2年目は初年度の4倍くらい売り上げが上がり、大きなクライアントさんからも直で指名してきていただけるようになった。恐怖で心が動くのを単なる嫌悪感じゃなく、ストレスの解消だったり、面白かった・びっくりしたという安堵だったり、喜びに転化するテクニックを伴ったものがホラーというエンターテイメントになっているのかなと思う」と、頓花氏は話した。

 「闇」との仕事経験があるお化け屋敷プロデューサーの五味弘文氏は、「昔はコンニャクが顔に当たるといった子供だましの怖がらせ方だったが、今はストーリーを作って、そのストーリーの世界の中で自分が登場人物になったかのように体験するエンターテインメントに変わってきている」と語る。また、そのような変化が起きた理由として、様々なエンターテイメントの進化を挙げ、「従来のものでは満足できなくなった」と分析する。

 「闇」はホームページも「怖すぎる」と話題で、スマートフォンで閲覧すると画面をスクロールすることで、リアルな“ホラー×テクノロジー”を体験できる。

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最終更新:6/25(日) 12:00
AbemaTIMES