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【Moto2】アッセン決勝:一時トップ走行の中上貴晶は3位表彰台。モルビデリがファイナルラップで逆転し今季5勝目

6/25(日) 22:43配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第8戦オランダGP、Moto2クラスの決勝はフランコ・モルビデリ(マルクVDS)がファイナルラップで逆転、今季5勝目を挙げた。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は一時トップを走行するも、3位フィニッシュとなった。

【リザルト】MotoGP第8戦オランダGP:Moto2決勝結果

 オランダGPは変則的なスケジュールでの開催となり、MotoGPの決勝後にMoto2クラスのレースが行われた。MotoGPのレース終盤を白熱させた雨は、Moto2クラスのライダーがグリッドにバイクを並べる前に降り止んでしまい、ドライコンディションでのスタート進行となった。

 ホールショットを奪ったのは、3番グリッドスタートのトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)。中上はモルビデリに続いて3番手でターン1を立ちあがるも加速が鈍り、ミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)にかわされた。しかし中上はすぐさま3番手を取り戻している。

 ルティにはミスがあり、1周目をトップで終えたのはモルビデリ。ルティは4番手まで下がった。

 4周目、オリベイラがモルビデリをオーバーテイク。その影響でシケインの立ち上がりが遅れたモルビデリを中上はターン1でパスし、2番手に浮上した。

 これで中上はトップを追うのみ…とはならず、すぐさまモルビデリに抜き返されると、後続のアレックス・マルケス(マルクVDS)、マッティア・パッシーニ(Italtrans Racing Team)にも先行を許し、5番手となった。

 元気がいいのはパッシーニ。モルビデリを攻略すると、オリベイラもオーバーテイクしトップに立った。中上は、マルケスを抜いて4番手に浮上すると、8周目のターン1のブレーキングで一気に2番手まで浮上した。

 9周目に入り、中上は最終シケインでパッシーニの前に出て、トップに。中上は一気にペースを上げ、後続とのギャップを築きにかかった。

 国際映像のレンズに雨粒がつくなど、天候の悪化が予想される中で早い仕掛けを見せる中上。パッシーニがしっかりとついてきて抜け出すことはできなかったが、これにより集団は縦長になっていった。 

 残り10周となり、雨を警告するレッドクロスフラッグが振られた。レースが成立するのはレース3分の2を消化する16周、残り8周の時点だ。

 ここで中上は自己ベストを連発し、パッシーニとのギャップを築いた。残り周回が少ないと感じたか、モルビデリはパッシーニをオーバーテイクした。パッシーニにはさらにミスがあり、5番手までポジションを落とした。

 どうやら雨も落ち着いたようで、16周を終えてもレースは終了せず。トップ6台は再び集団となった。モルビデリにミスがあり、2番手に浮上したルティと中上は激しくバトルを展開。ルティに抜かれてもクロスラインで抜き返す中上だったが、残り5周の最終シケインでルティにインに入られ、3番手までポジションを落としてしまった。

 その翌周にも中上はオーバーテイクを許し、5番手まで後退してしまった。

 ファイナルラップに入り、ターン8でオリベイラをオーバーテイクした中上は、最終シケインでパッシーニのインに入った。パッシーニはたまらずシケインをショートカット。そのまま3番手でチェッカーフラッグを受けた。

 当然、パッシーニの動きは審議対象に。結果としてパッシーニが4位、中上は3位で表彰台獲得となった。初優勝を挙げた地でレース中にトップを走っていただけに、中上にとっては悔しい結果となったが、インタビュー中には安堵の表情も見えた。

 トップでチェッカーを受けたのはモルビデリ。ファイナルラップでルティを捉え、逆転で今季5勝目を挙げた。ルティは、8戦で7度の表彰台を獲得しているものの優勝なし。今回優勝していればポイントでランキング首位のモルビデリを逆転できていたが、最後にそのライバルに先行を許してしまった。

松本和己