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市精連が30周年記念式典 横浜

6/25(日) 15:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 横浜市内で精神障害者を支援するグループホーム、就労継続支援事業所などでつくるNPO法人「横浜市精神障害者地域生活支援連合会」(市精連、南区)の設立30周年記念式典が24日、同市中区で開かれた。当事者、家族、支援者、市関係者ら約120人が出席し、精神障害者が地域で安心して暮らせるよう、さらに力を尽くすことを誓った。

 市精連は1987年、精神障害者を支援する10地域作業所で設立。市久保山斎場での業務受託など就労場所の開拓、自主製品の販路拡大、出版や広報啓発活動などを展開してきた。現在の加盟事業所は、地域活動支援センター、グループホーム、就労継続支援A・B型事業所など計169に拡大している。

 代表は「多くの皆さんの支えで30周年を迎えられた。精神障害者が回復できる街・横浜を目指し、粘り強く活動を続ける」と強調。「心の病、アディクション(依存症)から回復する道があること、回復の喜びを多くの市民に伝えるリカバリー・パレードを大きな運動にしたい。5千人のパレードが実現したら、横浜は素晴らしい街になる」と語った。

 また、関連団体の一つである市精神障害者家族連合会(浜家連)の理事長は「精神障害者福祉は知的、身体に比べまだ遅れている。当事者が地域で希望を持って生きられるように応援してほしい」と訴えた。

 式典では、加盟事業所の製品販売に長年協力してきた有隣堂と横浜F・マリノスに感謝状を贈呈。市精連の歴史をまとめた30周年記念誌「街の中へ、人の中で」を10月に発行することが報告された。