ここから本文です

交通取り締まり情報、よりきめ細かく 神奈川県警がホームページ刷新へ

6/25(日) 18:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 交通事故を減らそうと、県警が交通違反の取り締まり情報を公開してきた従来のホームページを刷新し、7月からよりきめ細かい情報を発信する方針であることが24日、分かった。実施種別や、これまで「県内全域」などとしてきた場所を具体的に周知することで、県内ドライバーの安全意識の向上や速度抑制につなげるのが狙いだ。

 県警交通指導課によると、交通違反取り締まり情報をホームページ上で公開し始めたのは2002年。実施日や場所、取り締まり種別などを記載していたものの、実施日ごとに「速度」や「信号無視」といった取り締まり種別がまとめられ、場所も「県内全域」とするなど具体性に欠けていたという。

 今回のリニューアルでは、▽速度違反▽交差点付近の違反(信号無視、一時不停止、横断歩行者妨害)-の二つの取り締まりについて月別に公開。速度違反については、路線名に加えて、取り締まり実施場所も町名まで記載。交差点付近の違反については、交差点名とその住所を公開する。

 さらに、速度違反に関しては、月別よりもさらに詳細な日別の実施予定を報道各社などに提供する考えで、ドライバーらに取り締まり情報を広く認識してもらうことで安全運転を促す。公開している場所以外でも交通実態に応じて「飲酒運転」「速度」「通行禁止」などの各種取り締まりを随時実施する。

 同課によると、16年に県内で発生した人身事故件数は2万7091件。そのうち「交差点」での発生件数は1万5205件と6割弱を占める。

 また、事故を起こした「第1当事者」が速度超過の違反だったケースは803件。速度を超過していた事故の致死率(交通事故死傷者数に対する死者数の割合)は、速度超過がなかった事故の16倍に上るという。

 県警交通指導課の村上滋敏課長代理は「情報を見た人が取り締まられないよう運転に注意することで、結果として事故の予防や速度抑制による事故被害の軽減などにつながればうれしい」と話している。