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糸谷八段、手堅く勝利 金沢で将棋日本シリーズ 丸山九段振り切る

6/25(日) 1:32配信

北國新聞社

 将棋日本シリーズ北陸・信越大会(日本将棋連盟、北國新聞社主催、JT、テーブルマーク協賛)は24日、金沢市の石川県産業展示館3号館で行われた。JTプロ公式戦で丸山忠久九段と糸谷(いとだに)哲郎八段が公開対局し、手堅い攻めを展開した先手の糸谷が95手で勝ち、同公式戦での初白星を手にした。

 公式戦は、11月まで全国11地区で熱戦が展開され、トップ棋士12人が公開対局のトーナメント戦に臨む。持ち時間10分の早指し勝負が特徴で、北陸・信越大会は1回戦第1局となる。丸山と糸谷は、今大会前の公式戦の対戦成績が3勝3敗のタイだった。

 序盤は2人が得意とする戦型「角換(かくが)わり」となり、テンポ良く進んだ。糸谷の攻め手を封じようと丸山が自陣に角を打つなど、攻め合いの様相となった。

 大盤解説者の村山慈明(やすあき)七段が「丸山九段の敗因となった手」と指摘したのは、50手目の3六銀だ。「糸谷八段の攻めに対する受けが弱くなり、隙を与えてしまった」という。ここから糸谷が優勢に対局を進め、粘る丸山を振り切った。

 準々決勝に進出した糸谷は8月20日、広島市で前回覇者の豊島将之八段と対戦する。

 公式戦に先立ち行われたテーブルマークこども大会には、過去最多となる小学生ら391人が参加し、低学年と高学年の2部門で競った。公式戦連勝記録で歴代最多に並ぶ28連勝を達成した最年少棋士藤井聡太四段(14)に憧れる参加者も多く、会場は熱気に包まれた。

 決勝ステージでは、対局者が羽織袴(はおりはかま)を身に着け、公式戦と同じ将棋盤、舞台で戦った。高学年の部は、高橋憲太朗君(津幡町中条小6年)が佐藤漣君(金沢市三馬小5年)を128手で破り、優勝した。低学年の部は、橋本千時君(富山市大広田小3年)が日下克紀君(同市柳町小2年)に76手で勝ち、栄冠を手にした。

北國新聞社

最終更新:6/25(日) 1:32
北國新聞社