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住民ら伝統の「虫送り」 今治・伯方

6/25(日) 8:00配信

愛媛新聞ONLINE

 田畑の害虫を追い払う愛媛県今治市伯方町北浦地区の伝統行事「虫送り」が24日あり、住民ら約40人が害虫を入れた小舟を海に流して五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。
 田植えが終わる6月下旬に毎年実施。住民は地元の善福寺(山本秀則住職)に集まり、読経や太鼓、鐘に合わせて長さ約10メートルの大数珠を車座になって回した。
 その後、住民と地元の高齢者施設「おいで家あすなろ」の利用者が作った長さ約1メートルの2隻の小舟「豊年丸」に農作物を食い荒らす害虫や野菜などを入れ、地区内を巡回。雨が降り始める中、「トイボナー、トイボナー」と伝統の掛け声を唱えながら歩き、北浦港から豊年丸を流した。
 総代の赤瀬治さん(77)は「少子高齢化などが進んでいるが、地区の諸縁吉祥を祈るため、続けていきたい」と話していた。

愛媛新聞社

最終更新:6/25(日) 8:00
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