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自転車運転中に…万年寝不足のパーマ大佐を襲った災難

6/26(月) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 替え歌のウクレレ漫談で人気の若手成長株、お笑いタレントのパーマ大佐さん(23)。同居していたアパートではアリが出たり、コンビニのバイトでは寝不足が原因でケガしたりと災難続き。ところが、救世主の店長が現れて……。

 ◇  ◇  ◇

 10代から芸人活動を始めて、貧乏になったのは埼玉の実家を出て先輩芸人のアパートに同居させてもらった4年前から。20歳の時かな。練馬の一間で家賃は4万9000円。ボクは1万9000円払ってました。2段ベッドがあったけど、1段部分が何もなくて空洞になっている。先輩は上に寝て、ボクはその下の空洞にタオルケット一枚敷いて、ペットみたいに寝てました。

 ビックリしたのはアリが繁殖した時。朝、目が覚めたら寝てるボクの胸の上にアリが行進してて「うわ~!」と。寝返りを打った時に潰したらしい死骸も床にいっぱい。冷蔵庫の下の床に穴があいてて、そこから来てたみたい。結局、そこは3カ月で出ました(笑い)。

 食事は近所の格安スーパーで1袋18円くらいのモヤシを買って大量に食べたり。そこはお刺し身にできなかった色の悪いマグロを100円くらいで売ってたので、「焼けば平気だろう」と食べてました。

■交通費を浮かすため移動手段は自転車

 バイトがコンビニだったので、廃棄の弁当をもらってましたね。交通費をかけたくないから、お笑いライブもオーディションも自転車で行く。自宅→新宿のライブ→バイト先と20キロは漕ぐし、若いから代謝も良くて、メチャお腹すくんですよ。コンビニの店長さんがやさしくて「何個でもいいよ」と弁当をくれるので、一気に2個食べたりしてた。

 月に15万円稼ぐために夜勤で週に5日出てたから、自転車で7キロくらい走って新宿のライブに出て、また漕いで部屋に戻って30分仮眠して、また漕いでコンビニ行って夜中の12時から朝8時まで働くしんどい生活をしてました。夜勤をやると目が冴えてるし、太陽が出てる昼間にちゃんと眠れるわけじゃなく、万年寝不足。ライブとバイトが忙しくて3日間寝てない時、夜勤が終わった帰り道で自転車漕ぎながら眠っちゃって、ガン! と電柱にぶつかって出血するケガをしましたよ。

「このままじゃダメだ!」とバイトを替えたけど、違う場所で始めたのが、またコンビニ(笑い)。でも、そこの店長はありがたかった! その店は毎日24時間、人手が足りてないらしく、「芸人なのでご迷惑かけるかもしれません」と面接で言うと、店長は理解あるいい人で「お笑いが本業なら固定でシフト入らなくていいよ。いつも人手足りないから来られる時に来て働いて、帰りたくなったら帰っていいし、お笑いの仕事が入ったら休んでいいよ」と言ってくれて! 夢のような、芸人の理想形のバイトですよ。時間がある時だけ行って働いていいわけですから。駅前なので深夜でも1時間に100人くらいお客さんが来る、メチャクチャ忙しい店でしたけど。

 そのコンビニで自由に働けたおかげで、テレビの仕事も少しずつ入るようになり、お笑いが忙しくなった時期は、朝5時から7時までの2時間だけバイトに入るというサイクルでやってました。すごいありがたかった!

 おかげさまで今はお笑いで食えるようになりました。好きな時に働けたコンビニの店長はまだいらっしゃるので、ボクがお世話になった人として、いつかテレビに出てもらいたいです(笑い)。

 (聞き手=松野大介)

▽本名=國土郁音 1993年8月、埼玉県生まれ。学生時代からお笑いを始め13年にネタ番組「オンバト+」(NHK)に19歳で初出場して1位通過。現在、ウクレレ漫談でテレビなどで活躍中。