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手術同意書改訂 同性パートナーの署名可能を明記 8月にも/台湾

6/26(月) 19:07配信

中央社フォーカス台湾

(台北 26日 中央社)衛生福利部(衛生省)は26日、手術や麻酔に関する同意書について、同性パートナーによる署名が可能であることが明記されるようになると発表した。早ければ8月にも公布、施行される見通し。これまでも同性パートナーによる署名は認められていたものの、医療機関側に拒否されるケースもあり、同性カップルにとっては不安の種となっていた。

これは、手術同意書および麻酔同意書のフォーマット改訂に伴うもの。医療機関が使用する同意書は政府の所管機関が定めたフォーマットに従うよう、医療法で定められている。衛生福利部の石崇良医事司長によれば、現行の規定では、同意書への署名が認められるのは患者本人、配偶者、子女、父母、兄弟、法定代理人、関係人。同居人やパートナーは関係人に含まれる。改訂版では関係人について注釈として伴侶の「性別を問わない」の文言を加え、同性パートナーも署名が可能であることを明確にする。

また、今回の改訂では、執刀医の専門分野などの明記が必須になり、患者は医師の専門領域を理解した上で手術を受けるか選択できるようになる。現行の法令では、医師免許保有者は専門外の医療行為も可能であるため、過去にはリハビリ科の医師が脂肪吸引手術を行い、患者が死亡する事故が発生したこともあった。

石司長によれば、今月20日に医療機関や医師、患者団体と話し合いを実施。施行後は半年間を猶予期間とする。猶予期間終了後、違反者には5~25万台湾元(約18万3800~91万9100円)の過料が科される。

(張茗喧/編集:名切千絵)