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AI貯蓄アプリ「Oval Money」ロボットが伝授する貯蓄・投資術

6/26(月) 12:10配信

ZUU online

「Oval Money」とは、ミレニアル世代を意識した世界初のAI貯蓄アプリだ。クラウドとAIの技術を融合させ、顧客の支出パターンを学習しながら自動的に貯蓄や投資のアドバイスを行ってくれる。

社会構造の改善とともに、経済構造をインクルーシブ(包括的)な方向に転換させるという試みが、FinTechの跳躍により広がりをみせつつある。

■支出分析から専門家による節約アドバイスまで

優秀な家計簿アプリが続々と登場している近年、クレジットカードや銀行口座にリンクさせておけば、自動的に支出を管理してくれるという機能自体は、特に目新しいものではない。

Oval Moneyの斬新さは、機械学習技術によって「何のためのどのような支出か」を割り出し、カテゴリー化してくれるところからはじまる。このカテゴリーに基づいて、自分の支出傾向を即座に分析できるのだ。

自らの収入と支出を把握することは、貯蓄をはじめるうえでの基礎となる。「知らない間に財布が空になっている」という、貯蓄の進まない典型的なタイプの人であればなおさらだ。

Oval Moneyは継続して利用することで、AIが支出パターンを学習する。データ分析やパーソナル・ファイナンスの専門家が収集した最先端の貯蓄情報に基づき、AIが個人の支出スタイルに合わせた節約アドバイスを提供してくれる。

例えば、支出データから「過去半年は旅行が多かった」という分析結果がでた場合、「ここで○○を利用しておけば、週12ポンド節約できた」など、日常生活で即実践できる節約法を知ることができる。

■「知らない間に貯まってる」が成功の秘訣?

支出傾向と節約法を把握したら、次は「貯蓄」だ。「Oval Money」では3種類の貯蓄法から最適なものが選べる。
「切り上げ貯蓄」は自動的に支払い金額の端数(ペンス)を別のウォレットに移してくれる、いわゆる小銭貯蓄アプリだ。
「パーセント貯蓄」は支払い金額の一部を貯蓄に回すという割合型貯蓄法で、何%貯蓄に回すかは自分で設定できる。例えば2%と設定しておけば、1万円の支払いに対して200円がウォレットに移動する。

「固定貯蓄」では予め設定しておいた金額を、一部の支払いからウォレットに移してくれる。いずれの貯蓄法も、気がつかないうちにお金が貯まるという点が成功の秘訣となっている。「○○ポンドに達したら○○に使おう、金利の高い貯蓄口座に移そう」など、目標金額を低めに設定しておけば、塵も積もれば山となるの原理で、予想以上の速度で目標に達することが多い。この達成感が、貯蓄の励みになることはいうまでもない。

また貯蓄から一歩進んで、「増やす」という発想も若い世代に紹介している。長期的な貯蓄を視野に入れ、アプリやファイナンシャル・アドバイザーのブログをとおし、最適な資産運用商品を提案してくれる。

■「賢くお金を貯めて増やす」金融リテラシー

ロンドンとトリノを拠点とするOval Moneyは、2016年に生まれたばかりのFinTechスタートアップだ。「賢いお金の貯め方・増やし方」をコンセプトにした金融リテラシーを展開している。自らを「オンライン・コミュニティ」と形容するだけあって、金融というよりはSNSなどを彷彿させるカジュアルさと活力に溢れている。

31歳(2015年当時)という若さでUberイタリアのマネージャーを務めた女性であるベネデッタ・ルチーニ氏、19歳の時にスタートアップを設立し、現在はクラウド・ファンディング・プラットフォーム「starteed」を運営するクラウディオ・ベディノ氏、ユーザー・エクスペリエンス・デザイナーのエドアルド・ベネデット氏など、立ち上げ中心メンバーもミレニアル世代だ。

アプリはiOS版、Android版ともに用意されている(日本では未公開)。

Oval Moneyが次世代金融市場で目指す、幅広い意味での「インクルーシブ(包括的)な発展」は、FinTechに後押しされ世界各地で急速に進んでいる。

発展途上国、先進国問わず、所得格差の拡大などで貯蓄しにくい現代社会で、少しでも多くの消費者が貯蓄できる環境を創造していくことは、持続可能な経済成長を築くうえで欠かせない要素だろう。(提供:MUFG Innovation Hub)

最終更新:6/26(月) 12:10
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