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Vの鈴木愛も恩恵? 好スコア続出の裏に超バブリーコース

6/26(月) 12:13配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【アース・モンダミンカップ 最終日】

 優勝争いは最終18番パー5で決まった。

 三ケ島かな(20)が先にグリーン左カラーから長いバーディーパットを入れて通算17アンダーでホールアウト。この時点で首位の鈴木愛(23)に並んだ。鈴木は直前17番で1メートルの絶好のバーディーチャンスから3パットボギーをたたいており、パットに不安があった。

 その直後、「先にバーディーパットを入れられたので、入らなくてもカップに届くようにしっかり打った」(鈴木)という6メートルを入れ返して逃げ切り、今季2勝目を挙げた。

 賞金ランクでも2位に浮上し、首位独走のキム・ハヌルに約90万円差に詰め寄った。

 それにしても大会はバーディー量産で、2ケタアンダーパーは9選手も出た。例年、好スコアが出る大会として知られ、4日間競技になっての記録は13年大会の通算21アンダー(優勝・堀奈津佳)。昨年優勝のイ・ボミは通算20アンダー。18ホールでは64(8アンダー)をマークした選手が過去8人もいる。

「会場は高級接待コースとして知られ、ティーグラウンドから見てフェアウエーが広く、フェアウエーバンカーもガードバンカーもお飾りでほとんどハザードとして効いていない。バンカー越えでピンを狙わせるホールであっても、カップが奥めに切られており選手には難しくない。18番はラフからでもバーディーチャンスにつける選手が多く、グリーンにはアンジュレーションがほとんどなく、ショット精度の良し悪しに関係なくスコアが伸びた。うまい選手とそうでない選手との技術の差が出にくい。韓国選手が上位にいませんでしたが、タフなコースになると集中力が高まる韓国選手にとって、ミスショットとナイスショットとの差が出ない会場では技術が生かされずに闘争心がわかなかったのでしょう」(評論家の宮崎紘一氏)

 VIP専用の個室やロッカールーム、風呂までついて会員権市場では相場1500万円、名変料150万円という今どき珍しいバブリーなコースだ。アマチュアを気持ちよくプレーさせるゴルフ場なら戦略的に難しく設計する必要がない。飛ばなくても、ボールが曲がらない女子プロにとってはラクチンだったのだ。