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【ドイツ】電力EWE、地下に世界最大の蓄電施設建設へ

6/26(月) 11:45配信

NNA

 ドイツの電力大手EWEは22日、地下の岩塩空洞に世界最大の蓄電施設を建設する計画を明らかにした。岩塩層を溶解した人工空洞は天然ガスの貯蔵法として用いられているが、蓄電への応用はこれが初めて。2023年末までの実用化を目指す。
 このプロジェクトは、EWEの天然ガス貯蔵子会社EWEガスパイヒャー(Gasspeicher)が独中部テューリンゲン州イエナ(Jena)にあるフリードリヒ・シラー大学と共同で手掛ける。プロジェクトを率いるEWEガスパイヒャーのラルフ・リーケンベルク氏は「実用化に向けてはまだ試験を重ね、いくつかの問題を解明する必要があるものの、2023年末までには岩塩空洞蓄電施設の運用を開始できる」と話す。
 塩水とリサイクル可能なポリマーを利用したこの蓄電手法は、同大学が開発したもので、電力を液体に蓄えるレドックスフロー電池の考え方に基づく。電力を圧縮空気に換えるといった既存の貯蔵法と異なり、電力をそのまま貯蔵できる点が特徴。中規模の空洞2個から成る蓄電施設で、ベルリン並みの大都市の電力需要を1時間賄えるという。
 EWEガスパイヒャーのペーター・シュミット社長は「すべてが順調にいけば、蓄電市場つまりエネルギー・コントロールの市場を根本的に変革できる」と話している。[環境ニュース]

最終更新:6/26(月) 11:45
NNA