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スマートファクトリー完成を目指す三菱電機、最後のピース「センサー」を強化

6/26(月) 13:10配信

MONOist

 三菱電機は「第21回 機械要素技術展(M-Tech2017)」(2017年6月21~23日、東京ビッグサイト)に出展し、同社独自のセンサーブランド「MELSENSOR」によるセンサーソリューション「iQSS」を積極的に展開していく方針を示した。

【「MELSENSOR ビジョンセンサー」を活用したセンサーソリューションのデモの画像など】

 FA機器大手の三菱電機だが、中心としてきたのはPLCであり、センサー関連機器はパートナー企業と組むことで展開してきた。しかし、IoT(モノのインターネット)の活用やスマートファクトリー化の取り組みが広がる中で、取得したいデータの種類も増え、センサーにも多彩なニーズが求められるようになってきた。そこで同社では自社開発のセンサー製品を「MELSENSOR」ブランドで投入することを決めた。第1弾製品として2017年1月に「レーザ変位センサー」を投入。今回のM-Tech2017でもセンサーソリューションの価値を訴求した。

 三菱電機ではレーザー変位センサーに加え、以前からパートナー関係にあったコグネックスと連携を強化。コグネックス製のビジョンセンサーのOEM供給を受け「MELSENSOR」ブランドでの展開を2017年4月から開始している。あえてOEM供給を受け三菱電機のブランドで展開する意義について「マシンビジョンの製品力としてはコグネックスは高いが、FA関連製品の販売力は三菱電機が強い。MELSENSORブランドとすることで、三菱電機の商流をフル活用できるようになる他、技術面やメンテナンス面でのサポートなども充実させられる」(ブース担当者)と相乗効果を訴えている。

 センサーソリューションの拡充についてはパートナーシップの拡大なども推進する。現在はコグネックス、オプテックス・エフエー、パナソニックデバイスSUNX、マグネスケール、エニイワイヤ、三菱電機エンジニアリング、バルーフがパートナーとなっているが「今後さらに品目やパートナー企業を増やしていきたい」(ブース担当者)としている。

 スマートファクトリー化に向けたセンシングでは制御とデータ取得を簡単に行える「IO-Link」規格が注目を集めているが、M-Tech2017においてはIO-Linkで取得したデータをPLCに送るゲートウェイの役割を果たす「IO-Linkマスター」を参考出品した。「顧客企業をはじめとしてIO-Linkへの注目度は高まっており、製品のラインアップとしては用意を進める必要があると考えた。現状ではソフトウェアの作り込みが不十分だが、製品化に向けて開発を進めていく」(ブース担当者)としている。

最終更新:6/26(月) 13:10
MONOist