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嘉手納の降下、米国内の訓練移転 米大陸以外では初、負担増懸念

6/26(月) 15:34配信

琉球新報

 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】4月に米軍嘉手納基地で実施されたパラシュート降下訓練は米国内で従来実施してきた特殊作戦の合同訓練を移転実施したものであることが25日までに分かった。軍の資料によると、合同訓練は夜間作戦も想定しており、5月に嘉手納基地で実施された夜間降下もこの訓練の一部だった可能性がある。新たな訓練移転で、嘉手納基地の負担増が懸念される。
 米海兵隊が4月26日に公式サイトに掲載した降下訓練の記事によると、在沖米軍の第3偵察大隊が訓練を主催した。飛行機から降下する軍事技術の訓練を指導できる専門兵「ジャンプマスター」を認定する訓練で、沖縄の海兵隊、陸軍、空軍の兵士27人が認定されたという。
 訓練は在沖基地の指導者4人を含む移動訓練チームが運営しており、今後は「政府の支出が削減され、沖縄の軍の訓練能力が向上する」と説明している。海兵隊や海軍、陸軍、空軍の特殊部隊の「エリート」を集めた各軍の合同訓練ができる理想的な場だとしている。
 ジャンプマスターの訓練は従来、米アリゾナ州ユマの米陸軍訓練施設で行われている。米大陸以外での訓練実施は嘉手納基地が初めてという。軍の資料によると、訓練期間は3週間、5週間の2コースあり、戦闘装備や通信機器、赤外線暗視装置などを身に付けた夜間を含んでいる。
 パラシュート降下訓練は日米特別行動委員会(SACO)合意で、読谷補助飛行場での訓練を伊江島補助飛行場で実施することになった。その後、日米合同委員会で「例外的な場合に限り」米軍嘉手納基地で訓練できるとされた。しかし米空軍と米陸軍は4月24日、2011年以来となる訓練を実施した。5月10日は午後7時半から夜間訓練を行った。【琉球新報電子版】

琉球新報社

最終更新:6/26(月) 15:34
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