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海外に広がる韓国のデジタル漫画 適切な現地化が普及の鍵

6/26(月) 11:18配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国で「WEBTOON(ウェブトゥーン)」と呼ばれるデジタル漫画の制作・配信会社が、海外にサービス領域を広げつつある。

 スマートフォン(スマホ)アプリやウェブサイトでオリジナルの漫画や小説を配信する「comico(コミコ)」の運営会社、NHNエンターテインメントは26日、韓国のデジタル漫画制作・配信会社30社余りを招き、グローバル事業戦略説明会を開催すると明らかにした。各社との協力を強化し、コミコで海外に配信する韓国のデジタル漫画を今より大幅に増やす考えだ。

 NHNエンターテインメントはすでに、韓国の人気デジタル漫画を海外に多数紹介し、大きな反響を得ている。

 2013年10月に日本でサービスを開始したコミコは、世界累計ダウンロード数が2400万件を突破する急成長ぶりを見せた。日本や台湾、タイなどで行っているコミコのサービスを西欧にも広げるため、サービス言語を増やす予定だという。

 デジタル漫画の草分け的存在であるインターネット大手のカカオも、北米や中国、日本などに作品を配信している。今年1~3月期基準で作品数は約650本、ウェブサイトのアクセス数は月700万件に達する。中国では騰訊控股(テンセント)をはじめとする同国の大手ポータルサイトで作品を配信しており、日本ではカカオジャパンが「ピッコマ」というアプリとウェブサイトを運営している。デジタル漫画の不毛の地とされる北米でも韓国の作品を紹介している。

 インターネット大手NAVER(ネイバー)の海外向けデジタル漫画サービス「LINE WEBTOON」の月間利用者は世界で3500万人に達する。現在、配信している国内外の作品は計870本ほどで、英語と中国語(簡体字と繁体字)、タイ語、インドネシア語に翻訳されている。2014年7月のサービス開始時には英語作品42本、繁体字作品50本しかなかったが、目覚ましい成長を遂げた。

 韓国のデジタル漫画の輸出を本格的に増やすには、適切な現地化が鍵になると指摘される。韓国コンテンツ振興院は最近公表した報告書で、デジタル漫画が海外で成功するには「相手国の文化を十分に理解した上で、現地の状況に合わせ適切に翻訳することが最も重要」だとし、「海外の読者が韓国の事情を理解できなければ、ストーリーに対する理解や共感が難しい場合もある」と指摘した。

 デジタル漫画業界の関係者は、海外で受け入れてもらうため、「ストーリーの流れを大きく変えないレベルで作画も調整している」と伝えた。

最終更新:6/26(月) 14:37
聯合ニュース