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川勝知事「批判票を薬に」 静岡市との対立反省

6/26(月) 17:05配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 川勝平太知事(68)は3選を果たした知事選から一夜明けた26日午前、静岡市葵区で報道各社のインタビューに応じ、静岡市内での総得票数が溝口紀子氏に及ばなかったことについて「静岡県と静岡市の連携はうまくいっているが、静岡市長とのけんかという風に見えても仕方なかった」として田辺信宏市長との対立が影響したとの見方を示し、反省の弁を述べた。

 前回選の108万票余りから約24万票減らした得票数については「謙虚に受け止めたい。50万票以上の批判票があったのはいい薬になった」と振り返った。

 知事はインタビューで、現計画の前倒し実施と次期計画策定に向けて2017年度中に3度の会議を開くとし、20年に伊豆地域で開かれる東京五輪・パラリンピックなどを念頭に「防災だけでなく治安対策、文化プログラムも進めたい」と意欲を示した。

 知事は知事選で推薦を受けた連合静岡と、支援を得た民進党県連本部も訪ね、選挙戦での協力に謝辞を述べた。



 ■一問一答

 川勝平太知事は26日午前、静岡市葵区で報道各社の共同インタビューに応じた。一問一答は次の通り。



 ―一夜明けての率直な思いは。

 「まずは30日に静岡県議会6月定例会が始まる。その知事説明にどう取り組むかが差し当たっての次の仕事。約束した通り、10年計画(現行の県総合計画)を7年でやりきる決意をしっかり述べる。夏にはモンゴルやブラジル訪問を予定している。そうした日程の合間に、8月に次の総合計画(を策定する)会議を立ち上げる。次の総合計画は『地域住民ファースト』、これに向けて全般を議論する。本年度中に3回会議をやり、来年度から計画を走らせる」



 ―開票結果は静岡市の葵区と駿河区で溝口紀子氏の得票が上回った。受け止めは。

 「静岡市とけんかと喧伝(けんでん)され、そう見えても仕方なかったというところもあった。県市連携はどの市町ともうまくいっていて、静岡市との間でも三保松原や日本平の展望施設、御幸通りの修景などのプロジェクトに取り組んでいる。日本の知恵で『けんか両成敗』という言葉がある。両方とも非があるということ。片方が賢ければけんかにならない。私の原点である理想像、菩薩(ぼさつ)になろうと。仏の川勝になる」



 ―「仏の川勝」とはどういうことか。

 「要するに市民、県民のため。市の行政を預かっている人、県の行政を預かっている人は重なっている。徹底的に腹を割って話をする。首長同士というよりも、首長と市民、首長と県民でやっていけば大丈夫」



 ―全体で前回選よりも得票を24万票余り減らしたが。

 「謙虚に受け止めるしかない。80万余の人から投票を、50万以上の人から批判をいただいた。数字が示す通り。特に批判があることはいい薬になった」

静岡新聞社