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もう“BIGBANGの弟分”とは言わせない。新生WINNERが覚醒!!

6/26(月) 18:20配信

M-ON!Press(エムオンプレス)

■2017年、シングルが21ヵ国のiTunesチャートで1位を記録

先日なにげなく流れてくる曲たちに耳を傾けていると、ある歌がふと耳を捉えた。心地よいスタイリッシュな音楽──WINNERの「REALLY REALLY」だった。彼らの本国・韓国では、同曲を4月にリリースしてから、音楽ランキング番組で5冠を達成し、国内7つの音源チャートと、21ヵ国のiTunesチャートで1位を記録する大ヒットとなっている。

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日本においても約1年ぶりのリリース作品として5月末にシングルが発売され、デイリーシングルランキングでは4位を記録。これまでバラードやミディアムテンポの曲が多かったWINNERが、初のダンサブルな楽曲に挑戦。振り付けもまねできるポイントがあり、観ても聴いても楽しくて思わず体を揺らしたくなる曲だ。

リーダーのカン・スンユンを筆頭に、メンバーらで作詞作曲したこの曲は、自身最大のヒット作となった。

■練習生同士のバトル、メンバーの脱退……デビュー前から続く苦難の道のり

WINNERはここへ至るまでに、苦労の多いチームだった。2013年、BIGBANGに続くボーイズグループを結成すべく、YGエンターテインメントの練習生がAとBの2チームに分かれてバトルを繰り広げる『WIN:WHO IS NEXT』という番組が放送された。

勝者となったAチームの5人が、その名も“WINNER”となり、2014年8月に、ミディアムヒップホップの「EMPTY」でデビューを飾った。

一方、WINNERに遅れること約1年後、同番組でBチームだったメンバーを含む7人が、“iKON”として2015年9月にデビュー。あえてメロウな曲を中心に歌っていたWINNERに対して、ヒップホップが強めのiKONは、BIGBANG直系としての色も濃く、WINNERを超えてぐんぐん人気を伸ばして行った。

そんななか、昨年11月にWINNERのメインボーカルの1人、ナム・テヒョンが体調不良で脱退。そうしてこの春4人となったWINNERが、再起をかけて発表した「REALLY REALLY」が大成功を見せたのだから、メンバーの喜びもひとしおだろう。

■メンバー4人がそれぞれのセクシーを放つ

WINNERが過去最高のヒットを放てたのには、音楽を一新しただけではなく、さすが3年目の経験値、4人各々の“セクシーさ”が醸し出されている点だ。

リーダーで最年少のカン・スンユン(23)は、チーム切っての作詞作曲家であり、スモーキーな歌声とパワフルな声量で聴かせるボーカルが特徴。チーム結成前にはシンガーソングライター的に活動もしていたため、ロックにもふさわしい厚みのある歌声が、存在感をもって響いてくる。

もうひとりのボーカル、端正なルックスが特徴のキム・ジヌ(25)は、スンユンと対照的に透明感のある歌声で清涼感を与えてくれる。繊細な性格でやや線の細かったジヌが、この数ヵ月はボーカルレッスンを積んだと言うだけあって、存在感を増した。

最もロウな響きでWINNERを支えているのが、ラッパーのソン・ミノ(24)。スンユンと並び曲制作も多く手がけ、iKONのBOBBYと2人ユニットMOBBとしても活躍中だ。特に新曲では、歌とラップが交ざり合い、音符が踊るようなフロウが実に気持ちいい。

対してドライなラップでスパイスを効かせるように歌うのが、イ・スンフン(25)だ。またスンフンはダンスの能力も長けており、「REALLY REALLY」とダブルタイトル曲の「FOOL」で振り付けを担当した。

この「FOOL」は、まっすぐな恋心を歌う「REALLY REALLY」と対照的に、別れを後悔する切ないバラードに仕上がっている。曲と歌詞を手がけたスンユンは、恋人との別れ歌の中に、脱退したテヒョンへの個人的な気持ちもほんの少し込めていると語っている。

今年はこれらの曲に続き、より活発に曲作りも活動も行うとのこと。“BIGBANGの弟分”という肩書きから、新生WINNERが羽ばたいてゆく未来が楽しみだ。

TEXT BY 筧 真帆(日韓音楽コミュニケーター)