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教育支援策考える 福島で小児がん療養中の高校生

6/26(月) 10:24配信

福島民報

 小児がんの高校生への教育支援をテーマとした公開シンポジウムは25日、福島県福島市の福島医大で開かれ、関係者が療養中の高校教育の在り方について考えた。
 公益財団法人がんの子どもを守る会福島支部の主催、福島医大付属病院小児腫瘍内科の共催。医師や教育関係者、患者の家族ら約50人が参加した。
 小児腫瘍内科の菊田敦教授が、入院療養中も単位取得や進級を願う生徒を県教委や原籍高、付属病院などが連携して支える学習支援の取り組みを紹介。郡山萌世高の通信制に転籍した上で教員の訪問指導を受け、単位を取得した実例を報告した。同時に複数の希望者が出た際の対応などを課題に挙げた。
 医大付属病院にある須賀川支援学校医大校の伊藤俊幸分校長、小児腫瘍内科の大原喜裕医師、がんの子どもを守る会ソーシャルワーカーの石橋裕子さんらが登壇し、関係機関の連携の重要性や県外の事例などについて話し合った。
 高校生年代の小児がんは県内では年間数人程度発症し、長期入院に伴い休学や留年を余儀なくされる場合が多い。子どもを守る会や福島医大の要請を受け県教委は今年度、医大付属病院に入院中も学習を継続できるシステムを開始した。取り組みでは郡山萌世高に転籍して同校教員の来院指導を受け、単位を取って原籍校に戻る。

福島民報社

最終更新:6/26(月) 13:27
福島民報