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2017年度中学入試 時事問題の傾向『ベネッセ進学フェア』

6/26(月) 10:01配信

ベネッセ 教育情報サイト

2017年5月、東京国際フォーラムで、中学受験を検討している保護者のかたやご本人向けに『ベネッセ進学フェア2017』が開催されました。同フェアでは、中高一貫校約180校が一堂に会し、直接先生に質問することもできるほか、学校選びの相談ブースが設置され、専門家による講演会も開催されます。
その中から、社会科入試問題の専門家、早川明夫氏による講演の内容を2回シリーズでお届けします。

■時事問題とは?

・いつまでのできごとが出題される?
時事問題とは、主に受験の前年に起こった日本や世界の主なできごとを扱った問題です。多くの学校では、夏休み中に問題を作成するため、前年8月あたりまでのできごとが取り上げられることが多いのですが、内容によっては12月のできごとが翌年の入試に出題されることもあります。
たとえば2017年度には、前年11月のパリ協定発効、12月の米大統領選でのトランプ氏当選が出題されています。

・周年問題 「あれから?年」のできごとをチェック
また、入試の年・前年から見て節目の年に起こったことを出題する「周年問題」も、時事問題の一種といえます。たとえば2017年を基準とすると…
・550年前 1467年 応仁の乱が起こる
・150年前 1867年 大政奉還が行われる/王政復古の大号令が出される
・80年前 1937年 日中戦争が始まる
等の大きなできごとがありました。「応仁の乱」は、呉座勇一氏の著書がベストセラーになったことでも話題となりましたね。
2018年を基準にした「あれから?年」の表も、ぜひお子さまと一緒に、年表をもとにつくってみてください。

■時事問題の出題が増えている理由は?

時事問題は、例年8~9割の学校で出題されています。2017年度の時事問題出題率(首都圏の国・私立100校の分析による)は、男子校で73%、女子校で97%、共学校で87%、全体で86%となりました。
社会科は、国の政治の主人公として、基礎的な知識やものの見方・考え方を培う教科です。しかも、2016年に選挙権が18歳以上に引き下げられたこともあり、小さい頃から政治や社会に対するものの見方や考え方を培うことがますます大切になってきています。また、時事問題に興味関心を持っている子どもは好奇心が強く、学習意欲が高い傾向があります。このようなことから、時事問題の出題が増えていると考えられます。

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