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逆転サヨナラ弾、ホークス福田にLINE220通…実はナインの悪巧み 川崎は「カブス優勝より鳥肌」

6/26(月) 6:01配信

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク7x―6西武(25日・ヤフオクドーム)

 ナインがつくった歓喜の輪にとびきりの笑顔で飛び込んだ。勝負を決めた11年目で初のサヨナラ打。逆転2ランを放った福田が大歓声の中でダイヤモンドを一周すると、チームメートの笑顔が広がっていた。「最高にうれしい。みんなが笑顔でいてくれて、僕も笑顔になった。ずっと見ている側だったので自分が打つとは。本当に打てて良かったです」と笑った。

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 1点を追う9回、2死一塁まで追い詰められた。8回に代走で出場した福田のこの日初打席。次打者は松田だ。「後ろにつなごうという意識だった」。守護神増田の4球目。真ん中に入ってきたスライダーを迷いなく振り抜いた。「打った瞬間に入ると思った」という右翼席への打球を見届けるまでもなく、場内の興奮は最高潮に達した。

 「いつもいい準備はできている。自分のできることをやってやろうと」。開幕から1軍にいる今季の出場は41試合だが先発は3試合のみ。代走、守備固め、時に代打とスーパーサブとして重宝されている。米国に渡る前から師と仰いでいた川崎に「試合でどう力を発揮できるか」と声を掛けられ、準備に余念がない。

 もちろん控えに甘んじるつもりもない。打撃強化に力を注ぎ、今季から中村晃を参考にバットをモデルチェンジ。重心を従来より先に置き、よりヘッドを利かせるようにした。「すごく手応えを感じている」。打席数はこの試合を含め32と少ないが必死に食らいつき最高の結果を出した。サヨナラの記憶をたどると「高3の春に逆転満塁本塁打を打って以来」と11年前を思い出し笑みを浮かべた。

 最大4点差をひっくり返し、今季4度目のサヨナラ勝ちが伏兵の一発で完成した。工藤監督も「じゃあ皆さん書くこと決まってますからね。しっかり書いてください。お疲れさまでした」と上機嫌だ。“V3”で交流戦を終え、リーグ戦再開カードを瀬戸際で勝ち越しにしたのだから、当然のように笑顔になる。

 「この日は一生忘れられない」と感激する福田にチームメートはオチも用意していた。試合後、スマートフォンのLINEに約220通ものメッセージ。実はこれはナインがしくんだ悪巧みで、200通ほどはチームメートが送ったものだった。愛すべきいじられキャラの周りに広がった大爆笑の輪。笑顔の似合うヒーローが最後にみんなを笑顔にした。

 ◆川崎(福田の逆転サヨナラ弾に)「カブスの優勝より鳥肌が立った。涙、出そうだった。助言した? とんでもない。自分の力だよ。いつもの努力の成果。僕のおかげなんて、100パーセントしかない」

西日本スポーツ

最終更新:6/26(月) 6:01
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