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アルミ缶の16年度リサイクル率、92.4%に上昇

6/26(月) 6:02配信

鉄鋼新聞

 アルミ缶リサイクル協会(理事長・富永泰夫ユニバーサル製缶取締役相談役)は23日、16年度のアルミ缶リサイクル率が前年度比2・3ポイント上昇の92・4%だったと発表した。3年連続の上昇で、過去最高の94・7%(12年度実績)には及ばなかったが、目標数値の90%は2年連続で超過した。国内循環が堅調に推移した中で、輸出向けも含めた使用済みアルミ缶(UBC)の総量が増加したことがリサイクル率の上昇に寄与した。

 リサイクル率は、国内で回収されたUBC全体(輸出量含む)の再生利用率を指し、(1)国内の再生利用重量(2)海外に輸出されたUBCに組成率(88・8%)を積算した数値―の合算をベースに算出している。16年度の国内で再利用されたUBCの割合は、同1・0ポイントダウンの76・1%となり、前年並みを維持した。一方でUBC輸出量が前年比3割増となったことで全体の再生利用重量が増加し、前年の数値を上回るリサイクル率を実現した。
 一方で、UBCを再びアルミ缶用途として利用した「CAN TO CAN率」は11・9ポイント低下の62・8%だった。1割近い低下となるが「缶の回収時期と、圧延メーカーの使用時期のズレによるものも大きい。実際に15年の“CAN TOCAN率“は14年比で11・3ポイント上昇している。2~3年のロングタームでみれば大きな変化ではないと感じている」(富永泰夫理事長)と分析した。
 調査結果によると16年度のアルミ缶消費重量は、ビール向けが振るわなかった一方でRTD缶やボトル缶の出荷は拡大したため、微増の34万1015トン(2・9%増、223億8千万缶)に増加。再生利用重量も25万9559トン(1・5%増、169億8千万缶)、そのうち缶材として再利用された重量は16万2924トン(前年比14・7%減)だった。

最終更新:6/26(月) 6:02
鉄鋼新聞