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【映像】仮想現実戦闘訓練 米軍最新の訓練シミュレーター

6/26(月) 12:08配信

AP通信

キャンプ・ボンドスチール、コソボ、6月13日 (AP)― タリバンがアフガニスタンの首都カブールの飛行場制圧を計画しており、米軍にそれを阻止する命令が出た。

出動を前に、高機動多用途装輪車両(ハンビー)に乗り込みM2重機関銃やM249分隊自動火器 をチェックする兵士や、他の車両と無線連絡を取りながら、ハンビーの上から360度を警戒する兵士。

だが、ここはアフガニスタンではない。これはシミュレーション訓練で、訓練が行われているのは、バルカン半島内陸部のコソボだ。米南部ケンタッキー州フォート・キャンベルから派遣された第1騎兵師団隷下の第33騎兵連隊第1大隊が参加している仮想現実訓練の舞台は、コソボの首都から南に50キロのところにある欧州最大級の米軍基地キャンプ・ボンドスチールだ。

大隊は今年の5月以降、キャンプ・ボンドスチールで、あらゆる環境に対応し、任務遂行を可能にするために、再構成可能車両戦術シミュレーター(RVTT)を使った仮想戦闘訓練を行っている。

シミュレーターは2010年以降米陸軍で使用されているが、コソボで運用されるのは今回が初めてとなる。再構成可能車両にはアフガニスタンとイラクの詳細な地図に加えて、400種以上の戦闘シナリオがインプットされている。このシミュレーターで兵士は通信機器や小火器の使い方を覚え、対戦車地雷を処理する方法を教わり、仮想空間で実弾射撃の訓練を行う。

トレーニング設備は、米軍全般に情報通信サポートを提供する下請け民間会社CSRAが運営する。CSRAプロジェクト・マネージャー、ブルーンズ・コーディル氏がこう説明する。「このシステムは、アフガニスタンとイランで実際に行われた輸送作戦に基づいてプログラムされており、国内の基地にいても海外に派遣されても、いつでもとこでも仮想現実環境で訓練することができます」。

戦地に派遣された経験のない若い兵士には、様々なミッションが用意されており、生命が危険に晒されていない環境で訓練を受けることが可能だ。一見すると、新兵がビデオゲームで遊んでいるように見えるだろうが、これがいつか現実になった時に、適切に対応できる――というのがこのトレーニングの目的だ。このシステムだと、兵士は失敗しても、90~95点が取れるまで、何度でも最初からやり直しが可能というわけだ。

戦術的訓練の設備や要因に限界があるキャンプ・ボンドスチールでは、RVTTは兵士の強い味方なのだ。

(日本語翻訳 アフロ)

最終更新:6/26(月) 12:08
AP通信