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ミサイル襲来想定し独自避難訓練 窓から離れ頭守る、福井市東郷

6/26(月) 8:21配信

福井新聞ONLINE

 北朝鮮による弾道ミサイルの発射が相次ぐ中、福井市総合防災訓練があった25日、東郷地区では、弾道ミサイルの襲来を想定した独自の避難訓練も展開された。災害時避難所運営の模擬体験も行われ、住民約70人が有事に備える意識を高めた。

 独自訓練は東郷小体育館で行われ、ミサイル避難は、日本青年会議所安全保障確立委員会の板倉雄一委員長(39)=福井市=と大石康人副委員長(38)=愛知県=が講師を務めた。全国瞬時警報システム(Jアラート)のサイレンが鳴りミサイル発射情報が流れた場合、屋内の窓から離れた場所でうずくまり、頭を守るよう説明。「鉄筋コンクリートの建物や地下施設がより安全」と紹介した。実際にサイレンを鳴らし、参加者はステージ袖や廊下口に逃げた。

 避難所運営の模擬体験は、日本赤十字社県支部の齋藤智美主事(45)が講師。地震が発生し学校に避難所が開設されたとの想定で行った。参加者は班に分かれて机を囲み、受付所や医務室の配置場所や、認知症やインフルエンザ患者がいる家族をどこに誘導するかなどを話し合って決め、カードや付箋で図面に示していった。齋藤主事は「普段からの横の連携が大切」と助言した。

 自治会長を務める松田美智和さん(68)は「ミサイルがいつ飛んできてもおかしくなく、自主防災組織がうまく動くかも不安があり、ためになる訓練だった」と話した。東郷地区自治会連合会の増永英之会長(50)は「さまざまな災害に対し地区の防災力を高めるため、今後も独自の訓練を重ねていければ」と意欲を示した。

福井新聞社