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広島・福山「観光鯛網」観覧12%増 17年度8636人、3年連続増

6/26(月) 20:47配信

山陽新聞デジタル

 福山観光コンベンション協会は、広島県福山市の景勝地・鞆の浦で5月3~28日に行った2017年度「観光鯛(たい)網」の観覧者数をまとめた。16年度比12・5%増の8636人で3年連続の増加となり、同協会は「好天に恵まれ、安定して実施できたのが大きい」としている。

 観光鯛網は、江戸初期から地元に伝わる「しばり網漁法」(市無形民俗文化財)を勇壮に再現するイベントで、16年度より4日多い26日間開催。回数は6回増の計33回行い、荒天などによる中止はなかった。

 観覧者のうち、団体客は2075人で同508人増。15年度(17日間25回開催、508人)の約4倍の規模となった。団体客以外も6561人と16年度に比べ449人増え、同協会は「広島、岡山県に加え、集客が期待できる香川、愛媛県の道の駅にも宣伝ポスターやリーフレットを置くなどPR活動の効果もあったのでは」と分析する。

 期間中、1日で最も多かったのは5月21日(日曜)の897人。市中心部で開かれた「福山ばら祭」の最終日で、相乗効果があったという。最少は23日(火曜)の77人で、ばら祭のすぐ後の平日開催ということが響いた。1回当たりの平均は262人で16年度に比べ22人減った。

 同協会は新たに漁船6隻のうち1隻にビデオカメラを設置し、観覧船の船内で放映。県内の特別支援学校の子どもたちや福祉施設利用者を招待する取り組みも始め、松田宗久事務局長は「映像サービスは観覧者に好評で、18年度以降も行う予定。リピーターを増やすとともに多くの人に観光鯛網を楽しんでもらえるよう周知に努めたい」と話している。