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関東の銅スクラップ価格、7~9月長契は据え置き濃厚

6/26(月) 6:02配信

鉄鋼新聞

 関東地区の銅スクラップ市況は模様眺め。電気銅建値が20日に2万円上昇したことで発生元からの持込みが増えた向きもあるが、限定的な動きにとどまっている。7~9月積みのメーカー長契交渉が大詰めを迎えているが、おおむね前回比据え置きでスタートするとの見方が大勢を占めているもようだ。

 鉱山・電線メーカー向けでは、大手山元が9月から約2カ月半の定修を行う見込みであることから、秋口に山元向け下銅(故銅)の購入量が制限されるのではとの観測も広がっている。反面、ある問屋は「発生量も低迷していることからそれほど大きな懸念の声は上がっていない」と話す。
 また、原料問屋筋によると黄銅棒メーカーの黄銅削粉の購入意欲は各社によってまちまちのもよう。7~9月の長契についても価格面では据え置きが濃厚な一方、地域によっては引き下げの要請を受けている向きもある。
 伸銅協会発表による2、3月の黄銅棒生産は1万6千~7千トンレベルにまで増加しており回復傾向にあるが、原料調達は定期枠のみでスポットでの引き合いはほぼない。「要因としては工場リターン材の割合が相当量増えているのでは」(問屋筋)と観測する声も聞かれるなど、市中の荷動き改善にはまだ時間がかかるとみられる。

最終更新:6/26(月) 6:02
鉄鋼新聞