ここから本文です

ホークス長谷川勇 一発回答 11年目初4番 先制打&2ラン

6/26(月) 9:51配信

西日本スポーツ

■今季6人目

◆ソフトバンク7x―6西武(25日・ヤフオクドーム)

 打球から風格すら漂わせた。4番の一振りが大逆転の布石だった。まだ4点差あった6回1死二塁。西武ウルフの初球、高めのツーシームを右翼席中段まで運ぶ。小さくガッツポーズの長谷川勇。「3回の好機(2死一、二塁)で凡退してしまったので、何が何でもつなぎたかった」。プロ11年目で初の4番だった。

 デスパイネは右太もも裏が万全でなく、内川の復帰も次カード。直近3試合で4番の松田はウルフと相性が悪く、今季6人目の4番が生まれた。2軍再調整から復帰して2週間。工藤監督は、前さばきの打撃を評価した上で「コーチ陣が使いたいなと思うぐらい、ベンチの裏で汗をかいてバットを振っている姿もあった。今なら、彼なら4番」と見込んでいた。「とにかくウルフを落とす」と、主軸に左打者を3枚並べた。

 元同僚ウルフには昨季途中の西武加入後、3度対戦し無傷の2勝を許していた。雪辱を期したベンチの思惑通り、長谷川勇は初回2死三塁から先制右前打。胸中はこうだった。「いつもあんまり打順は気にしないけど、4番だけやったことがなくて、打ってみたいなって。4番と分かって素直に『やったな』と。すごくワクワクしながらやりました」。こらえきれず、にやけた。

 ワクワクが感情の発露を促したか。先制打の後、ベンチで工藤監督とグータッチ。さらに肩をポンとやって指揮官をギョッとさせた。13日巨人戦以来の2号の後、1点を追う7回2死満塁では牧田に空振り三振を喫し「あ~!!」と大声。その時点では、今季最多タイ3打点ながらも4番の業を背負うところだったが「(福田)秀平がすごい。勝って良かった」と後輩の逆転サヨナラ弾をたたえた。

 自主トレ期間。休日に釣りへ出かけても、休憩時間にやおら素振りを始め、打席の動画を見て周囲をあぜんとさせてしまう男だ。家路に就いたのは劇勝の2時間後。打撃の確認を行っていた。ただ「ちょっとだけですよ」と強調。「あんまりやると宗さんに怒られるんで」と笑う。米国帰りの川崎は試合重視で、練習過多にくぎを刺す。自分にない思考法や打順の刺激が、努力家の11年目を彩っている。

 ◆タカ日本人17年ぶり 長谷川勇が11年目で初の4番に入り本塁打。4番初先発の試合でアーチを放ったホークスの選手は2013年4月3日のラヘア以来だが、日本人では00年5月4日の松中以来だ。今季のホークスで内川が離脱した後の4番はデスパイネ、柳田、江川、松田に続き長谷川勇が5人目。1シーズンの4番起用人数は▽16年2人(内川、吉村)▽15年2人(内川、李大浩)▽14年1人(李大浩)▽13年5人(松田、ラヘア、内川、柳田、ペーニャ)で、12年の6人(ペーニャ、松中、小久保、多村、松田、内川)以来の多さとなった。

西日本スポーツ

最終更新:6/26(月) 9:51
西日本スポーツ

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合8/19(土) 18:55