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鶴久政治プロデュース「243と吉崎綾」MV撮影現場レポート、MVとドラマの違い

6/26(月) 12:53配信

MusicVoice

 元チェッカーズの鶴久政治がプロデュースする、80年代アイドルを彷彿とさせる音楽ユニット「243と吉崎綾」が、新曲「青春のダイアリー」を発表。それに伴い、ミュージックビデオ(MV)を制作、このほど、公開された。MusicVoiceでは、このMVの撮影現場を取材。撮影の合間には243と吉崎に話を聞いた。今回の取材を通して見えてきたものは2人のピュアさだ。

【写真】撮影風景

淡い青春を描く物語

 昭和歌謡曲の素晴らしさを伝えることを目的に発足したプロジェクト『243PROJECT』。そのプロジェクトの主役は女性歌手の243だ。これまで、小泉今日子や中森明菜などといった80年代のアイドルソングをカバーしてきたが、先日、自身初のオリジナル曲「恋のロマンス」を発売。どこか懐かしいメロディに、当時のアイドルを彷彿とさせる衣装や振付、そして、彼女達の歌声も手伝って、当時を知るファンや初めて耳にする若年層まで幅広く支持を得た。好評を得て発売されるのが、第二弾となる「青春のダイアリー」だ。

 MVの舞台は学校。転校してきた男子生徒を巡る、淡き恋の物語。久美子を演じる243こと都志見久美子と、綾を演じる吉崎綾は同じ学校に通う高校二年の友人。いつものように屋上で昼食を摂ろうとしたとき、ふと男子生徒が現れる。どこか気になる。そうしたなか、その男子生徒が持っていたバスケットボールが彼女達のもとに転がる。恋心はボールと共に転がり出す。鶴久も男子生徒の父親役として出演した。

素顔効果

 時折雨もちらつく天候。空はどんよりとした雲が立ち込めていたが、それでも日中はなんとか保っていた。舞台となる学校は繁華街を抜けた住宅街にひっそりと佇んでいた。廃校になった後、地元のレクリエーション施設として有効活用されている。むき出しのコンクリートに、薄暗い廊下。玄関には緑色のスリッパ。壁には多くの貼り紙。校庭は都心には珍しい砂のグラウンド、走るたびに砂埃が舞う。

 2人は午前6時に現地入り。撮影は午前9時にスタート。屋上や校庭、教室などでおこなわれ、午後7時には終えた。衣装は2人のたっての希望だったセーラー服。撮影の合間、うきうきとはしゃぐ243と吉崎。その場でくるりと回転したり、ステップを踏んだり。彼女の“跳ねる心”を表すように紺のスカートもヒラヒラと舞う。時折、その裾を掴んではニッコリとほほ笑む。無邪気な表情からお気に入りの様子がうかがえた。

 正体は明かされず、ライブ以外は仮面をつけての活動だった243は先日、NHK朝の連続ドラマにも出演する女優の都志見久美子であることが明かされた。それ以降では初の顔出しでのMV出演となる。「ライブでもMCの時しか仮面は付けていなくて。きょうは“素顔”での撮影ですけど、顔をこれから出していく恐怖感はあまりなくて、むしろ解放されたような感じです。完成したMVでは思う存分に表情を楽しめると思うので、その表情で話の中に入り込めたらいいなと思っています」と笑みをこぼした。

 243曰く「青春の青い時期、もう戻れない感じ。楽しくなるような一面もあって、悲しくなるような一面もある」という今回のMV。243と吉崎は同い歳で、普段から仲が良いこともあって撮影でも息はぴったり。243の素の表情は吉崎にも良い影響を与えたそうで「素でいられる。仮面を付けているとやっぱり固い表情に切り替わることもある。でも見られても大丈夫という安心感はある。カメラが回っていても、普段からふざけあっているときの私達の素も出ているから」と吉崎は234の頬に突っつきながらそう答えた。

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最終更新:6/26(月) 12:53
MusicVoice