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FIA、“ハミルトンのブレーキテスト“を調査し、問題なしと判断/F1第8戦アゼルバイジャンGP

6/26(月) 12:26配信

motorsport.com 日本版

 F1アゼルバイジャンGPは、3度のセーフティカーが出動する大荒れのレースとなった。そのうち、2度目のセーフティカーが解除されようというところで、首位を走行していたメルセデスのルイス・ハミルトンに2番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が追突する事件が発生した。

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 追突したベッテルは、ハミルトンがターン15でブレーキテストを行ったのが原因でインシデント発生したと主張していたが、レース中にFIAによって行われた調査によると、ハミルトンがブレーキテストを行った証拠は検出されなかったという。

 さらにFIAは、最初のセーフティカーと3度目のセーフティカー間にどのような行動をとっていたのかを分析した結果、ハミルトンはレーシングスピードに復帰する準備を行う際、常に同じ行動をとっていたことが証明されたという。

 またハミルトンは、次のターン16、そしてセーフティカーラインまでにセーフティカーを抜かないことを確実にするために、減速しセーフティカーとの距離を確保する必要があった。

 しかしベッテルは、依然としてハミルトンがふさわしくない行動をとり、ブレーキテストを行ったと強く主張している。

「リーダーがペースを決めることは理解しているけど、あの時はコーナー出口を抜けていたんだ」

「彼は加速して、そしてブレーキをかけた。僕もそれを見て同じくらいのタイミングでブレーキしたんだ。でも僕がブレーキした時には間に合わなくて、彼に追突してしまった。あんな動きは必要なかったと思う」

 追突したベッテルはハミルトンの行動に憤慨し、すぐに横に並んでハミルトンのマシンめがけて体当たりをして怒りを露わにしたように見えた。この行動は危険なドライブであると判定を受け、FIAは10秒のストップ&ゴーペナルティをベッテルに科した。

 ベッテルとFIA間のこのインシデントに対する見解は対照的であるものの、FIAは映像分析でベッテルがハミルトンにアタックをしたと判定した。

 この判定に対し、スチュワードは次のように説明している。

「スチュワードは、5号車(ベッテル)が44号車(ハミルトン)の横に並び、その後ステアリングを切ったというビデオによる証拠を調査した。その結果、スチュワードはこのドライビングが危険に繋がる可能性を持つ行為だと判断した」

 その出来事に対し、ベッテルは次のように説明している。

「僕は横に並んで、少し接触した。でも横に並んだのも手を上げてジェスチャーをするためだった。僕は指を立てたり(侮辱的な行為をしたり)はしていないし、ただ伝えたかったんだ。あの行為は正しいことではなかったし、その上文字通り、その時彼と話をする手段はなかったから」

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