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レッドブル代表「ベッテルは怒りで我を失った。これから、ハミルトンとのタイトル争いが面白くなってくる」/F1アゼルバイジャンGP

6/26(月) 20:31配信

motorsport.com 日本版

 アゼルバイジャンGP決勝で出動した2回目のセーフティカー中、トップのルイス・ハミルトン(メルセデス)に続き、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが走行していた。

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 ハミルトンがターン出口で加速しなかったため両者は接触、ベッテルは”ブレーキテスト”をされたと感じ激怒した。ベッテルはハミルトンの左隣にマシンを持って行き、右にステアリングを切ってマシンを故意に接触させた。

 スチュワードは、ベッテルのこの行為を『潜在的に危険なドライビング』だとして、10秒のストップ&ゴーペナルティを科した。ハミルトンはレース後、タイトル争いのライバルが自分自身の行動で”恥をさらした”と、ベッテルを非難した。

 ベッテルの以前のボス、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ベッテルがその時の激情に任せて行動してしまったと考えている。

「セバスチャンは間違いなく、ルイスが彼にブレーキテストをしたと感じた」

「それから、私にはセバスチャンが怒りで我を失ってしまったように見える。ルイスにマシンを当てた結果、彼はペナルティ以外に何も得られなかったんだ」

「だけど、ご存知の通り、それはその場の勢いでやってしまったことだ。やってしまった後では、ペナルティは避けられなかった」

 ペナルティを消化したベッテルは、レースを4位で終えた。ハミルトンは衝撃吸収材の入ったヘッドレストの固定が緩み、余計なピットストップを強いられたことで勝利を失い、5位でフィニッシュした。

 この結果12ポイント獲得にとどまったハミルトンに対し、14ポイントを獲得したベッテルがチャンピオンシップでのリードを拡大した。

 ホーナーは、このインシデントによりふたりのタイトル争いがますます面白くなってくると考えている。

「感情が高ぶっている。彼らはタイトル争いをしているんだ」とホーナーは語った。

「今回の出来事は、今後のシーズンに向けてふたりの対抗意識を強固にした。これから、素晴らしいタイトル争いが繰り広げられるだろう」

 ベッテルが自滅、ハミルトンがトラブルで後退したことにより、レッドブルのダニエル・リカルドが優勝。チームにとってもこれが今季初勝利となった。

「我々がチャンピオンシップを争うには、彼ら(メルセデスとフェラーリ)はまだ遠過ぎる」と彼は付け加えた。

「しかし、我々はレースで勝利を争えるような、スピードとパフォーマンスを身につけてきていると思う。マシンのパフォーマンスは徐々に増してきているんだ」

Lawrence Barretto