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1回5分、“ながら” “ちょこちょこ” キッチンでプチ運動はいかが?

6/26(月) 18:10配信

沖縄タイムス

 1日30分運動してもテレビを見る時間が長ければ効果は低く、軽い負荷でもこまめに体を動かす方が2倍の効果がある-。そんな研究結果をもとに、沖縄大学教授で高齢者の健康管理を研究する宮本晋一さんが、簡単にできるトレーニングをまとめた本「キッチンフィットネス」をこのほど、出版した。宮本さんは「何かをやりながら、楽しくちょこちょこ動く方が効果的」と勧める。目指すは「健康寿命の延長」だ。

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 こまめに体を動かす方が効果が高いという研究は2010年にアメリカで発表され、宮本さんは「スポーツ界の中では一般化している」と説明する。

 キッチンフィットネスには1回5分以内、時間や場所を選ばずに簡単にできる運動30種をまとめた。日めくり式で1カ月を通して取り組むことができ、月末にかけて徐々に負荷がかかる。体重50~60キロの人が日々小まめに取り入れると、1カ月で1・5キロ減量できる内容という。

 キッチンフィットネスの各メニューの名称は、バストアップ効果のある「アップルパイ(1日目)」や股関節の柔軟性を高める「アジの開き(20日目)」など、料理名から取った。宮本さんは「食事の時に運動について思い付くよう、ネーミングも工夫した」と話す。

 体力や気分に応じてどのメニューから始めてもいいという。その他、ストレッチや負荷が高いプログラムも掲載している。ペアで取り組むメニューもあり、宮本さんは「家族が集うキッチンでやればコミュニケーションも図れる」との活用も期待する。

 宮本さんは県民の肥満率の高さや健康寿命の短さなといった課題を挙げ、「沖縄では要介護期間が11年もあることを意識してもらいたい」と指摘。「できれば60歳までには運動を始め、その後の健康寿命を延ばしてもらいたい」と話している。

 キッチンフィットネスはボーダーインク社刊、税込み1296円。県内の書店で販売している。

最終更新:6/26(月) 18:10
沖縄タイムス