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WTCCポルトガル:メインレースはホンダ優勝。オープニングレースPP道上龍は不運重なる

6/26(月) 11:32配信

オートスポーツweb

 WTCC世界ツーリングカー選手権は6月25日、第5戦ポルトガルの決勝レースが行われ、オープニングレースはメディ・ベナーニ(シトロエンCエリーゼWTCC)が、メインレースはノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)が優勝した。

【写真】オープニングレース終盤、道上龍は右フロントタイヤがパンクした

 ポルトガルのヴィラ・レアルで行われた第5戦決勝では、2017年シーズンから導入されている“ジョーカーラップ”が初登場する1戦となった。

 このジョーカー・ラップはWorldRX世界ラリークロス選手権などで採用されているもの。通常のコーナーより大回りする別ルートを設けられる形で、各ドライバーには決勝レース中、1度の通過義務が課される。

 しかし、当初のレイアウトではコースに合流する際、速度差が大きく危険との指摘があり、決勝日朝にレイアウトを変更。ドライバーが新レイアウトを習熟する時間として、追加の走行セッションも設けられた。

 道上龍(ホンダ・シビックWTCC)をポールシッターに迎えたオープニングレースでは、4番手グリッドのベナーニが好スタート。1コーナーまでに2台を交わすことに成功する。ベナーニは、その勢いのままトップの道上も攻略。オープニングラップでポジションを3つ上げて、トップに浮上した。

 その後、ベナーニは独走態勢に入ると約4秒のマージンを築いてジョーカーラップを通過。トップのままコースに復帰する。

 レース終盤には、4周目にジョーカーラップを通過し、トラフィックを避けてペースを上げていたティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)に1秒以内に迫られたが、ベナーニがポジションを守ってチェッカー。今季初優勝を飾った。

 総合3位はジョーカーラップを巧みに使い、トム・チルトン(シトロエンCエリーゼWTCC)を交わしたテッド・ビョーク(ボルボS60 WTCC)が獲得している。

 ポールスタートの道上はトラブルから加速が鈍り、ペースを上げられず。9周目には右フロントタイヤがパンクするアクシデントもあり、リタイアとなった。


■メインレースはミケリスがポール・トゥ・ウィン

 続いて行われたメインレースでは、ポールポジションのミケリスが好スタート。ポジションを維持して1コーナーをクリアする。

 一方、2番手のロブ・ハフ(シトロエンCエリーゼWTCC)はエンジンストールを起こして出遅れたため、2番手にはビョークが上がった。

 2番手に浮上したビョークはトップを猛追するが、逃げるミケリスも応戦。同じタイミングでジョーカーラップを通過したため、これでも差は縮まらない。

 レース終盤にはビョークが1秒以内に迫ったものの、ミケリスもペースを上げて応戦。最終的に0.480秒差で逃げ切り、母国ポルトガル戦をポール・トゥ・ウィンで飾った。

 2016年の第9戦もてぎのオープニングレース以来となる勝利を手にしたミケリスは「信じられないような結果だ。マシンが本当に素晴らしかったから、チームには心から感謝している」と喜びを語る。

「レース中、ペースをコントロールする場面もあったけど、終盤にはテッド(・ビョーク)が近づいてきたらプッシュする必要があった。(前戦の)ニュルブルクリンクから調子が戻りつつある。残りのレースも、この流れを維持したいね」

 2位はビョーク、3位はモンテイロが獲得。モンテイロはオープニングレースに続く表彰台獲得となり、4点差でドライバーズランキング首位となった

 10番手グリッドからスタートした道上は13位でチェッカーを受けている。

 WTCC第6戦は7月14~16日、アルゼンチンのテルマス・リオ・オンドで行われる。


[オートスポーツweb ]