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イタリア、2行の破綻処理に2兆円強コミット-過去最大の銀行救済

6/26(月) 7:14配信

Bloomberg

イタリア政府は最も経済的に豊かな地域の一つであるベネト州を基盤とする銀行2行の破綻処理に最大170億ユーロ(約2兆1170億円)をコミットする。イタリアの銀行救済としては過去最大となる。

政府は、インテーザ・サンパオロがバンカ・ポポラーレ・ディ・ビチェンツァとベネト・バンカの優良資産を割安な価格で買い取るのを支援する。パドアン経済財務相が25日、ローマでの臨時閣議後に明らかにした。インテーザ・サンパオロが自己資本比率への悪影響を避ける形で資産を買い取れるよう、当初は約52億ユーロの支援を提供するという。この計画は欧州委員会に承認された。

ジェンティローニ首相によると、2行はグッドバンクとバッドバンクに分割され、26日には両行とも営業を行う。預金・貯蓄者を保護するために政府の介入が必要になったと説明。両行が事業を手掛ける北部地域は「わが国経済、とりわけ中小企業にとって最も重要な地域の一つだ」と首相は指摘した。

パドアン財務相によると、将来発生し得る損失をカバーするため、さらに120億ユーロを提供する。イタリア財務省は損失額を約4億ユーロと推計。この額はインテーザに提供する資金に既に含まれている。

欧州中央銀行(ECB)は23日、両行が破綻しつつある、あるいは破綻する公算が大きいと判断。ユーロ圏の銀行破綻処理を担う単一破綻処理委員会(SRB)に処理を委ねた。これに対しSRBは自国の法律に基づいて両行を処理するようイタリア当局に求めた。

原題:Italy Commits $19 Billion for Veneto Banks in Largest State Deal(抜粋)

Sonia Sirletti, Alexander Weber

最終更新:6/26(月) 7:14
Bloomberg