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リッツ・カールトンが「クルーズ事業」に進出、ホテル会社として初

6/26(月) 7:18配信

Bloomberg

世界最大のホテル運営会社マリオット・インターナショナルのロイヤルティープログラムで貯めたポイントをヨットクルーズに使いたいー。そんな望みが間もなくかないそうだ。同社の旗艦高級ブランド、5つ星のリッツ・カールトンは22日、クルーズ事業への進出を発表した。

新商品のリッツ・カールトン・ヨット・コレクションは小型の超高級ヨット3隻を使い、ゆったりしたプランの旅を提供する。伝統的なクルーズ船とひと味違う広々とした開放的デザインを採用した3隻のうちの1隻目は2019年の終盤ころに完成予定。来年5月からクルーズの予約受付を開始する。ホテル会社が海に乗り出す初のケースになる。

リッツ・カールトン部門の責任者、アーブ・アムラー氏は内覧イベントでブルームバーグに、「事業の多角化が必要だ」と語った。リッツ・カールトン・レジデンスや6つ星リゾートへの事業拡大を成功させた後、次の分野としてクルーズ事業を選ぶ理由となるようなデータが数多くあったという。非常に重要なポイントの一つは、クルーズ業界の市場が1981年以来、年平均8.5%のペースで拡大を続けていることだと同氏は説明した。需要の高まりにもかかわらず、超高級の分類に入るようなクルーズ船の新造はほとんどなかったという。

リッツ・カールトンは19年終盤に、地中海とカリブ海、米東岸のニューイングランドのクルーズを投入し、21年序盤に完成予定の2隻目も同じコースで運航する計画。地中海とカリブ海、ニューイングランドはクルーズ客に人気があるが、これまで大きな港に寄港する大型船のクルーズしかなかった。「マルセイユではなくサントロペ」に寄港できるような小型船を使ったクルーズに需要があるとリッツ・カールトンは見込んでいる。

22年に入ってから完成する3隻目については、南太平洋を巡るコースを考えているという。リッツ・カールトン・ヨット・コレクションのマネジングディレクター、ダグラス・プロテロ氏によれば、クルーズ日程でも差別化する。他社のコースに比べゆったりした旅程で、海上で過ごす時間を減らし寄港先での時間を多めにする。「7日間に7カ所ではなく7日間に4カ所程度に立ち寄る」と同氏は述べた。

原題:Ritz-Carlton Launching Cruise Line in Industry-First Brand Expansion(抜粋)

最終段落に加筆し更新します.

Nikki Ekstein

最終更新:6/26(月) 15:39
Bloomberg