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【シンガポール】5月CPIは1.4%上昇、2年10カ月ぶりの伸び

6/27(火) 11:30配信

NNA

 シンガポール統計局が23日発表した5月の消費者物価指数(CPI、2014年=100)は98.2となり、前年同月から1.4%上昇した。6カ月連続でプラスとなり、14年7月以来の高い伸びを記録した。経済は回復基調にあるものの、今回の大幅な加速は、公営住宅(HDBフラット)修繕維持費(S&CC)の払い戻しのタイミングなどの影響が大きい。
 5月は全10項目中8項目が前年同月比でプラスとなった。最も高い伸びを見せたのは運輸で3.8%上昇。ただ4月の4.7%上昇からは伸びが鈍化した。教育は3.2%上昇と、4月から横ばいだった。3%を超えるプラスとなるのは14カ月連続。医療、衣料品・靴、食品もそれぞれ2.4%、1.9%、1.5%上昇と伸びが大きい。
 住宅・公共料金は0.1%上昇し、34カ月ぶりにプラスとなった。住居費は1.5%下落したが、世界的な燃料価格の回復を背景に電気・ガスが19.1%上昇し全体を押し上げた。
 金融管理庁(MAS)が同日発表した5月のコアインフレ率(運輸や住宅など、政府の政策の影響を受けやすい項目を除外したインフレ率)は前年同月比1.6%で、4月から0.1ポイント下落した。航空券価格などが下落したことで、サービス部門の伸びが鈍化したことが背景にある。
 ■通年予想は据え置き
 MASと通産省の共同声明によると、世界的な商品市場の回復を背景に、外的なインフレ圧力は強まっている。また、昨年12月の公営駐車場の料金、今年1月のごみ収集料金の改定に加え、7月に予定される水道料金の引き上げなどが内的なインフレ要因になるとしている。
 17年通年の見通しについては、CPI上昇率は従来通り0.5~1.5%、コアインフレ率は1.0~2.0%に据え置いた。16年はそれぞれマイナス0.5%、プラス0.9%だった。

最終更新:7/7(金) 14:15
NNA