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Bクラス落ちなら一掃か 巨人“クビ切りリスト”に載る選手

6/27(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 何とか3タテは免れた。

 25日の中日戦。巨人は1点を追う九回に陽の右前適時打で同点とし、なおも1死一、三塁から、代打石川が中前へ自身初のサヨナラ打を放った。

 連敗をストップさせた高橋由伸監督(42)は、前日の試合で守備のミスが目立った陽について「ミスを取り返した? いいホームランも出たし、最後も同点につながるヒットも打ってくれた。また打ってくれたらいい。(先発した山口俊は)決して悪くないと思っているし、なかなかチームの流れが良くない中、粘り強く投げてくれたかなと思う」とFA加入の2人を褒めちぎり、「こうして勢いが出るような勝ち方をしたので、流れを変えてまた戦えれば」と締めた。

 とはいえ、リーグ戦再開後の2試合は今季最少タイの4安打ずつで連敗を喫した。相変わらずの貧打は言うに及ばず、この日2番に入った辻が、八回1死一塁から犠打を立て続けに失敗してチャンスを潰すなど、バントすらままならないのが今の巨人だ。劇的なサヨナラ勝ちを飾っても、首位広島とは13ゲーム差の5位。3年連続V逸どころか、2006年の4位以来となるBクラス、さらに83年の球団の歴史上、一度しかない最下位だってないとは言えない。ヤクルトとはわずか3.5ゲーム差なのだ。

 球団史上ワーストの13連敗を喫したこともあり、このオフは大掛かりなリストラが敢行されるとチーム内ではもっぱら。実際、今月半ばに就任した鹿取義隆GM(60)は就任会見でこう話している。 

「(近年)若い選手が出てこなかったところに欠陥がある。そこを補うプランニングをして、いいスカウティングをして育てていく」

 育成重視を掲げた新GMが、働かない“ロートル”を一掃する、と受け止められているのだ。

■タイトルホルダーを一挙放出か

 そこで、真っ先にやり玉に挙げられそうなのが、11、12年に最多勝のタイトルを獲得した元エースの内海哲也(35)である。さるチーム関係者がこう言う。

「15日のソフトバンク戦では2失点ながら4回で降板させられ、そのまま二軍落ち。この試合をテレビ解説していた原前監督が『2点は投手の責任じゃない。内海がどういう存在で、どういう位置付けなのか。これじゃ何も残らない』と由伸采配をチクリとやっていたが、由伸監督にとってはその程度の評価ということでしょう。内海に思い入れがある前監督は怒る起用法でも、これまで7試合で1勝5敗、防御率は6・06。高橋監督にとっては当たり前の決断で、今季の抹消はすでに2度目。一軍昇格はもうないかもしれません。内海は功労者だが、GMもシビアに判断すると思う」

 チーム関係者がそう予測するのは、鹿取GMの現役時代を知るからだ。鹿取GMは王監督時代、5年間で275試合に登板した絶対的リリーフエースだった。それが、89年に藤田監督に代わった途端、21試合登板と出番が激減。それどころか、オフに「来年巨人に残っても使い方は変わらない。出て行ってもいいぞ」と言われ、トレードの道を選んだ。

「移籍先の西武1年目に24セーブを挙げてタイトルを獲得し、見事に復活を果たしただけに、トレードは選手のためになると経験として知っている。選手を放出したり、クビにすることを躊躇しないともっぱらです。過渡期のチームにあって、このオフにベテランを大量リストラするためにGMに抜擢されたと言われるほどです」(前出の関係者)

 そうなると、危ない立場なのは内海だけではない。クルーズ、ギャレットの助っ人野手はもちろん、過去の「タイトルホルダー」たちも一掃される可能性がある。さる球界関係者が明かす。

「マギーの加入でベンチを温める機会が増えた元本塁打王の村田(36)も、打率・233と年齢的なことを考えても整理対象になる。村田と同じ年にFA入団した杉内(36)は過去には最多勝や防御率などの多くのタイトルを取ったが、2年前の右股関節の手術からいまだ一軍で復活を果たせていない。最多安打、盗塁王経験者の片岡(34)、元新人王の松本(32)、元盗塁王の藤村(27)も今季の一軍戦出場がなく、トレード要員か肩叩きのリストに入る。現在、故障離脱中の山口鉄(33)は最優秀中継ぎのタイトルを計3度獲得しているものの、昨季までの9年連続60試合以上の登板は今季で途切れそうだから、お役御免を告げるタイミングではあります。右肩痛で今季一軍登板なしの昨季のセーブ王・沢村(29)だって決して安泰ではありません」

 このオフはハリケーン級の大嵐が吹き荒れることは確実である。

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