ここから本文です

「茶の都」文化で底上げ 関連施設連絡会が発足

6/27(火) 8:25配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県内の茶文化関連施設がそれぞれの運営計画やイベント情報を共有する連絡会が26日までに発足した。「ふじのくに茶の都ミュージアム」(島田市)の2018年3月開館を見据え、官民一体で生産、流通とも日本一の「茶の都」を文化面からも底上げするネットワークにしようと意気込む。

 世界緑茶協会(静岡市駿河区、会長・川勝平太知事)が呼び掛けた。同協会の大石哲也企画部長は、「横のつながりをつくって愛好者の裾野を広げることで、茶の消費や茶産業の発展に寄与したい」と話す。

 各施設の情報をウェブ上で収集・共有するための連絡体制も整えた。同協会によると、今後メールで情報のやりとりや取りまとめを行い、必要に応じて同協会のホームページにも日本語と英語で掲載する。年1回を目安に会合を開くという。

 静岡市駿河区でこのほど開催した初会合には「玉露の里」(藤枝市)、「グリンピア牧之原」(牧之原市)など公営・民営合わせて9施設の運営担当者や県茶業会議所の担当者など14人が参加し、施設活性化のヒントを探った。

 フォーレなかかわね茶茗館(川根本町)の藤森敦館長は、施設での呈茶を通して茶のファン拡大や消費促進につなげる取り組みを発表し、「今後も幅広い情報の発信や交換を通して、静岡茶の魅力をさらに広める場になれば」と連携への期待を述べた。県茶業会議所の小沢俊幸専務理事は、外国人向けコミュニティーサイトなど静岡茶の魅力を発信する会員制交流サイト(SNS)の活用例をPRした。

 「ふじのくに茶の都ミュージアム」の山根正嗣副館長は、施設の運営体制や整備スケジュールを説明し、茶の効用、茶草場農法などの展示予定内容を紹介した



 <メモ>ふじのくに茶の都ミュージアム 県が2016年6月に島田市から「お茶の郷博物館」を買い取り、18年3月のリニューアルオープンを目指し再整備を進めている。3階建ての展示棟、2階建ての商業棟、木造平屋の茶室で構成される。敷地面積約2万平方メートル、延べ床面積約4500平方メートル。総事業費は約11億円。

静岡新聞社