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【巨人】川相3軍、台湾遠征5試合中4戦中止…それでも収穫あり

6/27(火) 10:04配信

スポーツ報知

 巨人3軍は、12日から1週間、2年連続2回目となる台湾遠征を行った。今週の「まるごと巨人」は、3軍の台湾遠征特集。雨天のため予定されていた5試合のうち4試合が中止とアクシデントに見舞われたが、若手選手は普段感じることができない国外での生活で対応力を身につけて帰国した。2度目の遠征で得た収穫について川相昌弘3軍監督(52)が語った。(取材・構成=原島 海)

 巨人3軍の2年連続2度目となる台湾遠征は、アクシデントに見舞われた。予定されていた5試合は現地の豪雨で4試合が中止だった。

 「ほとんど雨だったね。現地に着いても大雨だった。その前に強風が吹いて、グラウンドのベンチの窓が割れたこともあった。3日目の14日から試合は雨天中止。練習するはずだった室内練習場が水没して大変だった。ただウェートトレは毎日やった。13日はザリアツカ【注】ができたけど、あとは雨でできなかった」

 天候に恵まれず、また不慣れな地で練習も思うように進めることができなかった。川相3軍監督は、そんな環境に身を置いたことに価値を見いだした。

 「雨のときは、ホテルの中のジムで昼間の時間を使ってエアロバイクなどの心肺機能の強化を行うことができた。トレーニングコーチと相談しながら、しっかり行えた。それだけでも助かった。場所を提供していただけたのも良かった。雨で走ったりすることはできなかったので、中で汗をかいたりとそれだけのことしかできなかった。そういった部分ではそれぞれありがたみを感じただろうし、飢えている部分もあったと思う。ただ、1週間を無駄にしたとは思っていない。できることはやれる範囲でできていた」

 唯一行った試合は、渡台2日目の13日、23歳以下のチャイニーズ・タイペイ戦(台中)。試合は0―3で完封負けを喫した。初回と5回に先頭に四球を与えたことが失点につながった。

 「四球2つが点に絡んで、そういうところをしっかりとやっていかないとね。ただ、台湾代表の身体能力が高いのはとても感じた。手ごわい相手だったことは確かだった」

 接戦を繰り広げた現地代表の戦う姿勢から、指揮官は改めて前回の台湾遠征の意味も気付かされたと言う。

 「初回、先頭に四球を与えたら、(相手は)しっかりと送りバントをしてきた。巨人を手ごわいと思っている証拠だと思った。追加点を許した5回も同じ。簡単に点が取れないと思っていたのかなと。あとは、走られることへの警戒心が半端じゃなくあった。その中で、こっちが6回に増田と松原が重盗を決めたのは良かったと思う」

 台湾はソフトバンク・王貞治球団会長や巨人・陽岱鋼の存在もあり、現地でのプロ野球、巨人熱は高い。加えて今回の台湾遠征では、台湾出身のドラフト7位右腕・廖任磊(リャオ・レンレイ)も参加。川相3軍監督も熱の高さを感じた。

 「取材も受けましたし、1軍の試合は向こうでもテレビでやっていたので(注目度は)感じました。3軍遠征の報道もされていましたし。その中で試合をやるのがベストですが、天気のことは仕方がない。思い出に残る台湾遠征だと思う」

 【注】ザリアツカ ロシア語で「充電トレーニング」の意。1964年東京五輪を前にした体操男子日本代表の選手が行っていたトレーニング。3軍は春季キャンプから練習前の早朝に散歩、運動を行った。

最終更新:6/27(火) 22:02
スポーツ報知