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ブラジル検察、テメル大統領を収賄容疑で起訴

6/27(火) 9:16配信

ロイター

[ブラジリア 26日 ロイター] - ブラジル連邦検察庁のジャノー長官は26日、テメル大統領を収賄の容疑で起訴した。世界最大の食肉加工会社JBS<JBSS3.SA>に便宜を図る見返りに賄賂を受け取ったとされる。

テメル大統領は昨年、ルセフ前大統領の弾劾による罷免を受けて大統領に就任したものの、支持率は1桁台と低迷。大規模な政界汚職疑惑に関連して現職大統領が起訴されたことで、政権の基盤は一段と揺らいでいる。

ジャノー長官は26日、起訴状を最高裁判所に提出。議会下院は今後、現職大統領を巡る裁判の開始を認めるかどうかの採決を行う。法律の規定によると、大統領に対する起訴の受理には下院の3分の2の賛成が必要。起訴受理後に初めて審理が始まる。

テメル大統領が率いる与党連合の議員らは起訴の受理を阻止できると確信している。ただ、大統領の起訴が何度も起訴された場合、大統領への支持が後退する可能性があると一部の議員は指摘する。

大統領は今後、恐喝や司法妨害の容疑でも起訴される見込みで、その都度、議会で裁判開始の是非を問う採決が行われる。

専門家はかねてより、汚職疑惑によってテメル政権下で労働法改正が実現する可能性が低下すると警告してきた。

大統領府と大統領の弁護士は、起訴を受けたコメントを拒否。大統領はこれまで不正行為を否定している。

JBS幹部は先の司法取引に基づく証言で、大統領が税関連の問題や国営銀行からの融資などで同社に便宜を図る見返りに賄賂を受け取ったと明らかにした。

起訴状によると、大統領は最終的に今後9カ月で総額3800万レアル(1150万ドル)をJBSから受け取る予定だった。

これとは別に、ブラジル警察は26日、JBS幹部の1人である富豪のジョスリー・バティスタ氏とテメル大統領が以前交わした会話の録音テープで新たに明らかになった部分を公表。大統領は、メイレレス氏の財務相指名にはバティスタ氏が大きな影響を与えたと語ったという。

メイレレス氏に関する言及の重要性は現時点で不明。財務省はコメントの求めに応じていない。

*内容を追加しました。

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最終更新:7/17(月) 22:42
ロイター