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全国各地で「安全大会」 志摩の安全衛生協力会がゼロ災害目指し脳科学活用 /三重

6/27(火) 12:48配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 伊勢志摩地域を拠点とする建設会社の「石吉組」(志摩市阿児町)安全衛生協力会が6月15日、エクシブ鳥羽アネックス(鳥羽市安楽島町)で脳科学を活用したゼロ災害のための研修会を開いた。(伊勢志摩経済新聞)

【その他の画像】脳科学を活用したゼロ災害のための研修会「石吉組」

 労働災害を防止し安全に対する意識と職場の安全活動の向上を目指すために、厚生労働省と中央労働災害防止協会(東京都港区、以下中災防)が毎年7月1日~7日を「全国安全週間」として提唱。1928(昭和3)年に第1回が行われ、今年90周年となる。6月1日~30日をその準備期間として、毎年6~7月は全国各地で「安全大会」「安全衛生協力会による研修会」が開かれている。

 中災防によると、労働災害による1年間の死亡事故は1961(昭和36)年の6712人をピークに、昨年2016年に初めて過去最低の928人となり、初めて1000人を切った。内訳は建設業が294人(31.7%)、製造業が177人(19.6%)など。100年以上の歴史を持つ同社は、これまで死亡事故ゼロ。

 研修会では、シフトブレイン・ジャパン(愛知県名古屋市)取締役で安全能力開発プロデューサーの古橋麻美さんが、ヒューマンエラーの原因である「脳のメカニズム」について脳科学を使って説明。「脳を創って、安全を創る」ためのトレーニング法を体を動かしながら分かりやすく伝授した。古橋さんは「私のセミナーに参加していただくことで1件でも災害を減らすことができればうれしい」と力を込める。

 同社の橋爪吉生社長は「当社はこれまで死亡事故ゼロだが、いつ重大事故が発生するかは予測がつかない。これまでも脳科学に大変興味があり、活用してヒューマンエラーを減らしたいと考えていた。実際に学んで、即実践し効果が出そうなことがたくさんあり、今後もさらに活用して徹底していきたい」と話す。同社は7月3日に「安全衛生大会」を開催する。

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