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サニブラウンの野望!世陸で9秒台&決勝でボルトに挑戦

6/27(火) 6:03配信

スポーツ報知

 日本陸連は26日、8月のロンドン世界陸上トラック&フィールド種目の代表19選手と、リレー種目の追加4選手を大阪・堺市内で発表した。日本選手権(23~25日)で14年ぶり2冠のサニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=は、世陸で現役を退くウサイン・ボルト(ジャマイカ)と男子100メートル決勝での対決を熱望。2016年リオ五輪銀の男子400メートルリレーは、多田修平(21)=関学大=が山県亮太(セイコーホールディングス)に代わる新スターターに名乗りを上げた。

 超大物に狙いを定めた。日本選手権2冠のサニブラウンは、赤と黒が基調の真新しい代表ユニホームで登場。王者の雰囲気を漂わせつつ、対戦経験のない人類最速男への挑戦に意欲を示した。「今大会はボルトが最後になる。100メートルの決勝で戦えるように頑張っていきたい。(前回大会より)ひと回り、選手として大きくなったと思う。精神的にも成長したし、雰囲気にのみ込まれずパフォーマンスを発揮したい」と言い切った。

 決勝の前に、やるべきことがある。長らく期待されながら、達成されていない日本初の9秒台だ。前回の北京大会では、決勝に進んだ8人は全員準決勝で9秒台をマークした。日本の壁は、世陸決勝進出の壁でもある。「あまり意識してはいない。条件がそろえば、おのずと出ると思う」とサニブラウンは繰り返す。

 日本選手権では、予選から決勝まで10秒0台を3本そろえ、力を証明した。日本陸連の伊東浩司・強化委員長(47)も「世界ユース(15年)のチャンピオンだし、可能な限りのラウンドを進んでいってほしい。現状の立ち位置を分析した上で、アドバイスや助言ができれば」と支援を惜しまない考えだ。

 近日中に拠点のオランダへ戻り、世陸までの試合スケジュールを決定する。「コーチと相談してからだけど、欧州を転戦する形になるのかなと思う」。100メートルと200メートルで挑む大舞台へ、万全の調整で挑む。「まだ改善点はあるので、残り時間の練習でしっかり直して、世陸では今年できる最高の走りをしたい。(将来の)大きな目標は、世界記録を更新できればと思っている」。ボルトに挑戦状を叩き付けられる規格外の日本人が、ついに現れた。18歳の未来は、どこまで広がるのだろう。(細野 友司)

最終更新:6/27(火) 6:03
スポーツ報知