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ヤクルト・山田 内角球への挑戦が不振脱出のカギ 打撃を数字で分析

6/27(火) 14:00配信

デイリースポーツ

 一昨年、昨年と2年連続でトリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人内野手が、開幕から不振にあえいでいる。6月26日現在で251打数54安打、打率・215。開幕から低打率にあえぎ、交流戦では打率・136とさらに不振が深刻化した。

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 もともとスロースターターの山田ではあるが、一向に打撃が上向かないため、WBCの影響が指摘された。外国人投手と日本人投手のテンポが違いタイミングが合わなかった。DeNA・筒香らも開幕当初は苦しんでいた。

 しかし、山田はそれだけではなかった。技術的に上体の開きを指摘された。これは本人も承知しているようで、ティー打撃などで何度も確認作業を行っている。それでもなかなか結果が出ない。感覚で打つタイプの打者ではあるが、上体が開けば外角の球を打てなくなる。データによると昨年までと大きく違うのは内角球を安打する確率が大きく下がっていることが明らかになった。

 安打した球のストライクゾーンを外角、真ん中、内角のコースに三分割した場合、トリプルスリーを達成した一昨年と昨年は外角が約30%、真ん中が約50%そして内角が約20%だった。好成績を収めた2年とも大きく比率は変わっていない。

 それが不振が続く今年は、外角が約40%、真ん中が約50%そして内角が約10%と内角球を安打しているパーセンテージが極端に低くなっている。シーズンは半分も終わっていないが、この数字は明らかに内角球を打てていないことになる。

 一方でコース別の打撃結果(凡打、安打、三振)数を調べると、今季は外角のボールに手を出している。過去2年は1年で外角は150~160の打撃結果だが、今季は既に95。143試合に換算すると200に達する見込みとなっている。一方で内角は過去2年が70~80の打撃結果に対し、24で143試合に換算すると50と激減している。

 コース別の打撃結果の傾向を分析すると、安打の外角率が増えたのは、外角の球に手を出しすぎているためといえる。数字だけの分析となるが、昨年までの成績を残すためには安打の内角率を上げる努力、つまり凡打でもいいから内角球を打たない限り打撃成績は上がらないといえる。(データ提供・共同通信デジタル)

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