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“14歳で五輪金”の岩崎恭子さん、藤井四段へ「自分作る必要ない」

6/27(火) 5:47配信

スポーツ報知

 将棋の史上最年少棋士・藤井聡太四段(14)が歴代新記録となる公式戦29連勝を達成した26日、藤井と同じ14歳時の1992年バルセロナ五輪競泳女子200メートル平泳ぎで金メダリストとなった岩崎恭子さん(38)が「(これからも)自分らしくいてください」とメッセージを寄せた。

 私がバルセロナ五輪で金メダルを取った時は、あまりにも周囲の環境が変わって、それについていくという日々でした。騒がれている様子を外から眺めているような。14歳って大人から見るとまだ子供に映るかもしれませんが、本人にそういう感じはなくて。中学生にもなると意外と冷静に見えている。藤井さんもきっとそうだと思います。

 当時は嫌な思いもしました。ストーカー被害にあったり、あることないことを言われたり。家族のことまであることないこと言われることが一番つらかった。当時は電話帳に実家の電話番号を載せていたので、一日中電話が鳴りっぱなしだったり。どこを歩いていても「あっ」と言われることが息苦しかったりもしました。2年くらいたつと気にならなくなりましたけど。隠れるようなことをしていないんだからって、堂々と過ごせるようになりました。

 藤井さんの今のご活躍は、小さい頃から目の前のことを続けてきた結果なんだろうと思います。「うまくなりたい」「勝ちたい」「強くなりたい」という気持ちがあるから、小さい頃から努力することが当たり前だったんだと思います。本人の中では特別なことをやっているという意識はないのでは。私も好きなことだから続けることができました。

 藤井さんを見ていると、すごく落ち着いていますよね。自信をもってやっているところが素晴らしい。将棋は長く続けることができる競技。これから大変なこともあるかもしれませんが、気にせずに自分らしくいてください。自分を作る必要はありません。そして人との出会いを大切にしてほしい。金メダルのおかげで、私はいろんな人に出会うことができました。出会いは武器になります。今の私の人生に、とても役立っています。(談)

 ◆岩崎 恭子(いわさき・きょうこ)1978年7月21日、静岡県沼津市生まれ。38歳。92年、14歳で出場したバルセロナ五輪競泳女子200メートル平泳ぎで、五輪競泳競技史上最年少(当時)の14歳6日で金メダル。「今まで生きてきた中でいちばん幸せです」の言葉が流行語になる。96年アトランタ五輪にも出場。夫は元ラグビー日本代表・斉藤祐也。1児の母。

最終更新:6/27(火) 15:52
スポーツ報知