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「NuAns NEO [Reloaded]」にじっくりと触れて分かったこと(後編)――スタミナや防水性能をチェック

6/27(火) 16:51配信

ITmedia Mobile

 トリニティのSIMロックフリースマートフォン「NuAns NEO [Reloaded]」のレビュー後編では、スタミナ、ネットワーク、防水性能をチェックした。

【濡れるとこうなる】

●バッテリーの持ちをチェック

 NuAns NEO [Reloaded]の内蔵バッテリーの容量は3450mAhで、このサイズのスマホとしては大きい。

 では、実際のところどれだけ持つのだろうか。平日に数日間、NuAns NEO [Reloaded]をメインスマホとして使ってみた。筆者の場合、通勤に約50分かかり、うち約25分を電車の中で過ごしている。

 例えば6月9日(金)には、通勤の電車移動中の25分×2(50分)にSNS(FacebookやTwitter)、ニュースアプリ、ブラウザ、コミックアプリ(少年ジャンプ+)を利用した。仕事中も数分程度スマホを見て、休憩中に「Pokemon GO(ポケモンGO)」をプレイ、カメラで数枚撮影した。SIMは「U-mobile」のLTE使い放題を利用し、10時から24時ごろまでモバイル通信を利用した。

 10時ごろから使用を開始して、翌日の0時ごろには約50%だった。つまり単純計算で約2日間、充電せずに使い続けられることになる。取材先でテザリングをしたり、ポケモンGOをもっと長時間遊んだりと、よりヘビーな使い方をしても、1日は持ちそうだ。また使用中に本体が熱くなることもなく、スタミナと発熱対策は満足できる。

 数日間使ってみた限り、動作がもたつくこともなく、SNS、ブラウザ、コミックアプリは問題なく利用できる。ポケモンGOでのポケモン捕獲やジムバトルもスムーズだった。

●3キャリアの回線を利用できる

 日本ではドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの回線を利用できるのも魅力だ。国内で利用できるLTEのバンドは1(2100MHz)、3(1700MHz)、8(900MHz)、18(800MHz)、19(800MHz)、28(700MHz)。さらに「au VoLTE」に対応したことで、au回線のデータ通信と音声通話もサポートし、「mineo(Aプラン)」や「UQ mobile」など、au回線を使ったMVNOサービスのSIMも使える。もちろん、最近“格安SIM”として勢力を伸ばしているY!mobileのSIMも利用できる。DSDS非対応なのが惜しいが、選択肢が広がるのはうれしい。

 また、3G(W-CDMA)については、国内ではBand 1(2100MHz)、6(800MHz)、8(900MHz)、19(800MHz)に対応しており、ドコモのFOMAプラスエリア(6、19)とソフトバンクのプラチナバンド(8)も含まれる。

 ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線いずれも、主要MVNOのAPNがプリセットされていて親切だ。SIMカードを挿入してAPNを選択すれば、簡単に通信を開始できる。3キャリアとも豊富なMVNOをカバーしているので、手動でAPNを設定することは、ほぼないだろう。

 オフィシャルには公開されていない、ソフトバンクiPhoneのAPNがプリセットされているので、ソフトバンク契約のiPhone SIMを入れ替えて通信できる。あまりメジャーな使い方ではないだろうが、ソフトバンクのiPhoneからNuAns NEO [Reloaded]に“機種変更”できてしまう。ただしソフトバンクiPhone向けSIMは、ソフトバンクは他社の携帯では使えないと案内しており、動作保証外となる点は注意したい。

 ちなみにauについては、データ専用の「LTE NET for DATA」のAPNはプリセットされているが、一般的なユーザー向け「LTE NET」のAPNはプリセットされていない(設定する方法はあるが、ここでは割愛する)。

 ドコモ系では「U-mobile」のLTE使い放題、au系では「UQ mobile」、ソフトバンク系では「Y!mobile」のSIMを挿したが、問題なく使えた。特にUQ mobileはキャリア並みに通信が速いので、NuAns NEO [Reloaded]とのセットでもオススメだ。

●防水性能はどれぐらい?

 NuAns NEO [Reloaded]は、IPX4の防滴と、IP5Xの防塵(じん)をサポートしている。気になるのは防水の性能だ。IPX4は「あらゆる方向から水をかけられても有害な影響を受けない」レベル。イヤフォンジャックや外部接続端子にカバーがなく2つとも露出しているが、トリニティによると、これらも防水対応なので、端子に水がかかっても問題ないとのこと。他社の防水スマホの多くが対応しているIPX7や8なら水没しても問題ないが、NuAns NEO [Reloaded]では水没はNGなので注意したい。

 日常生活でどの程度使えるのだろうか。ぬれた手で触ったり、雨水が当たる中で使ったりする程度なら問題ない。では、もう少しヘビーな環境として、入浴中はどうか。もちろんNuAns NEO [Reloaded]はバスルームでの使用は保証されておらず、あくまで自己責任になるが、端末を湯船に沈めなければ大丈夫なのでは……と思い、入浴中に、恐る恐る使ってみた。

 結論から言うと、シャワーのしぶきがかかったり、湯船につかりながらぬれた手で操作したりするのは問題なかった。意外だったのが、ディスプレイがぬれた状態でも、タッチパネルの誤動作が少なかったこと。端末によっては、タッチパネルに水滴が付いていると、「タッチされた」と誤認識して勝手にスクロールや選択をすることがある。今回はディスプレイや手がぬれた状態でも、おおむね問題なく操作できた。

 さらに驚いたのが、ぬれた指でも指紋認証ができた……ことがあったこと。もちろん毎回できるわけではなく、感覚として50%くらいの認証率だが、例えば筆者が使っているiPhone 7 PlusのTouch IDは、ちょっとでも指がぬれているとほぼ認証できなくなるので、意外だった。もちろん指の状態によって認証率は変わるので、あくまで個人の感想であることをご了承いただきたい。

 端末がぬれた後、TWOTONEカバーの素材によっては、乾くのに時間がかかるのは気になった。例えば筆者はデニムとコルクの2つを付けているが、水分を吸収しているので、布で水を拭き取っても、しばらくはぬれた状態が続く。カバーの内側はプラスチックなので、本体内部には浸水しないが、そのまま握ると少しじめっとした質感になる。

●NuAns NEO [Reloaded]がオススメのユーザーは?

 数日間NuAns NEO [Reloaded]を試用したが、総じて満足度は高い。何と言っても、多数の組み合わせから選べるカバーの存在が大きい。背面はメタルかガラス、デザインは丸みを帯びたものが主流で、画一的な見た目のスマートフォンの中で、NuAns NEO [Reloaded]は異彩を放っている。

 Android 7.1、5.2型フルHD(1080×1920ピクセル)ディスプレイ、3GBメモリ、32GBストレージ、3450mAhバッテリーを搭載するなど、ミッドレンジ(ミッドハイ)のスマホとしてはスペックも十分。これらに加えて防水やおサイフケータイにも対応させ、機能面でも差別化を図れている。これで価格は4万円台半ば(オンラインストアでは税別4万6111円)なので、コストパフォーマンスも高いといえる。

 NuAns NEO [Reloaded]は、「人に自慢したいデザインのスマホが欲しい」「長持ちバッテリーでサクサク使いたい」「防水とおサイフは外せない」といった人にオススメだ。

最終更新:6/27(火) 16:51
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