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【ヤングジョッキーの夏・川上大志が直撃】<2>鮫島駿、函館初参戦に「いい経験積めている」

6/28(水) 6:03配信

スポーツ報知

 25日の函館9R(ダート1700メートル)。5番人気のチャイマックスで勝利した鮫島駿はホッとひと息つき、いつも以上に優しい笑みを浮かべた。3年目で函館初参戦。2週目で結果を出せた。

 「いい馬にたくさん乗せてもらっていたし、やっと“初勝利”を挙げられて良かったです」

 デビュー年は39勝で最多勝利新人騎手賞を獲得。活躍が期待されたが、2年目は30勝にとどまった。

 「昨夏は阪神、小倉でなかなか勝てなかった。焦りもあったけど、うまくいったレースを見直すなど、自分を省みるきっかけになりました」

 心機一転、今夏は北海道へ。毎日10頭近くの調教に向き合い、腕を磨く。

 「関東厩舎など、普段会えない人ともつながりを持てるし、いい経験が積めています」

 騎手を目指したのはある意味必然だった。父は佐賀競馬で4000勝以上をあげる克也騎手。01年の第15回ワールドスーパージョッキーズシリーズで総合優勝もしている名手は今も憧れの存在だ。

 「自分のレースもチェックしてくれていて、悪い騎乗をしたときは電話がかかってきます…(笑い)。ほめるときはLINEだけなんですけどね」

 今年は先週までに15勝を挙げて通算勝利数は84。減量特典を自力で返上できる101勝も手の届くところまで見えてきた。

 「年始から今年は重要な年だと思ってやっています。(101勝は)もちろん早く達成したいけど、目の前の一戦を大切に乗っていけたら」

 普段は話しぶりも表情もおっとりの“好青年”が、レース時は勝負師のそれに変わる。20歳のホープは、夏の北海道を飛躍の足がかりにする。(川上 大志)

 ◆鮫島 克駿(さめしま・かつま)1996年10月18日、佐賀県生まれ。20歳。栗東・浅見秀一厩舎所属。15年3月にデビューし、同年に最多勝利新人騎手賞を獲得。JRA通算84勝。父・克也は佐賀競馬の騎手で、兄の良太はJRA騎手。オフはグリーンチャンネルなどで競馬を熱心に研究。小、中学とサッカー経験者で、地元のJリーグ・サガン鳥栖への愛は人一倍。160センチ、48キロ。血液型B。

最終更新:6/28(水) 6:03
スポーツ報知

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