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【中日】翔太、故郷・浜松で涙の凱旋勝利「何としても結果残したかった」

6/27(火) 22:51配信

スポーツ報知

◆中日3―1阪神(27日・浜松)

 静岡県浜松市出身の中日・鈴木翔太投手(22)が故郷で涙の凱旋勝利を挙げた。

 7回1死でマウンドを降りたが3安打1失点の好投で4勝目。ヒーローインタビューで「浜松のファンにひと言」と呼びかけられると、声を詰まらせ「今年は何としても結果を残したかった。こうして浜松で勝たせてもらって、少しでも成長した姿を見せられたかな」と話して目元をぬぐった。

 男泣きの理由を問われた鈴木は「まあ、いろいろあったんで」と多くを語らなかった。舞台は小学生時代、中学の浜松シニア、そして聖隷クリストファー高と慣れ親しんだホームグラウンド。2014年6月17日の西武戦では森繁和ヘッドコーチ(当時)の計らいでプロ初登板したマウンドでもある。13年ドラフト1位で入団したが、3年間で0勝。昨季は胸椎ヘルニアとみられる症状に苦しみ、プロ入り後初めて1軍登板がゼロに終わった。

 「今年ダメならもう終わりという気持ちでやる」。5月2日の広島戦(マツダスタジアム)での今季初先発からローテの座を守っているが、相手打線だけでなく、胸の痛みがぶり返す恐怖とも戦いながら、強く腕を振り続けた。この日で勝敗は4勝3敗。開幕前に掲げた「最低5勝」という今季の目標も上方修正すべき段階に来ている。

 反省点はある。「無駄な四球をなくさないと」と振り返ったように、この日も5与四球。先発8試合で5四死球以上は6回目だ。森監督も「いつも言っているように、2人の鈴木クンがいる」と苦笑。走者を背負っても粘り強く後続を断ち切る「良い鈴木クン」と、突然四球を乱発する「悪い鈴木クン」が交互に顔を出した。16年ドラ1の柳裕也投手(23)、15年ドラ1の小笠原慎之介投手(19)とともに、竜投の屋台骨を支えるべき22歳。涙の数だけ強くなっていく。

最終更新:6/28(水) 0:11
スポーツ報知