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ピコ太郎なぜアニメ化? 古坂大魔王が明かす狙い「断捨離アニメです!」

6/28(水) 18:00配信

オリコン

 PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)で世界中に一大旋風を巻き起こしたピコ太郎を主人公としたテレビアニメ『ピコ太郎のララバイラーラバイ』が、今夏にテレビで放送される(dTVほかでの配信も開始)。ピコ太郎のプロデューサーで、今作の企画・原案・音楽を務めるタレントの古坂大魔王(43)が、27日に都内で行われた合同取材に出席。アニメ化に踏み切った意図や、製作過程などを語り尽くした。

【写真】アニメ化されるピコ太郎

 もともと大のアニメ好きで、今年4月からはアニメソング専門の音楽番組『アニ☆ステ』(TOKYO MX 毎週木曜 後10:30)のMCを務める古坂。アニメ化に向けた構想は、ずっと頭の片隅で考えていたという。「ずっとピコ太郎をプロデュースしようと言っていた時に『サマソニ・紅白』ということがあったのですが、実は裏ではアニメ化というのもあった。その昔『ボキャブラ』で、BOOMERの『アニメ化しました』っていうギャグがあって…皆さん覚えてないと思いますけど。それが本当に実現して『マジか』って思っています」。

 同アニメの監督は『森の安藤』『ダッピィズ』などが代表作の谷口崇氏。描き下ろした1枚のイラストからインスピレーションを得たピコ太郎が、収録時に即興で3分間の『おとぎ話』を作り上げるという、前代未聞の手法で制作。物語は『マッチ売りの少女』『赤ずきん』など、世界中で愛され続けるおとぎ話の主人公のもとにピコ太郎が訪れるというオリジナルストーリーで展開していく。

 台本なしという画期的な手法で収録を進めた意図について、古坂は「僕もアニメ好きだからわかるんですけど、作るまでにものすごく手間がかかる。それで失敗すると大人がとても苦しむので、なるべく手間がかからないやつがいいかなと思って…」とにっこり。「じゃあ、そんなに動きがない紙芝居方式がいいんじゃないか、セリフはパッと思いついた時の面白さに近づけたいなと思った時に、谷口さんに画だけを描いてもらって、それにピコ太郎が勝手にストーリーを作ってというシンプルさにこだわりました」と明かした。

 3分という放送時間の短さゆえに、泣く泣くカットした部分も多かったというが「間を潰さないといけないくらいなら、センテンスごと潰しちゃえということで、一番面白い部分だけを丸ごと使うようにしました。なので“断捨離アニメ”ですよね。僕の中では、ピコ太郎の頭の中のシャトーブリアンだと思っています」と豪語。「3分以上、皆さん時間ないですよね。ただ、1分だったらザッピングにかすらないので、そのためには3分は必要だと考えました」と笑わせた。

 芸人としてのキャリアもアニメ作りに活用。「お笑い芸人がネタを作る時に、だいたい昔話から入る。みんなが物語を知っているので、パロディをやれば面白くなる。そういう意味では、今回も設定はシンプルにして、中身は思いつきなので説明不足になっていて、それを画で補っていくという感じになっています。お笑いではアドリブコントをやるんですけど、こんな風にひとりでやることはないので、ちょっと落語を作っていく雰囲気に近かったですね。ぜひ、パート2の話も進めてくれたら」と言葉に力を込めた。

 谷口氏が描いた“ピコ太郎”のキャラクターも会心の出来栄えだと声を弾ませる。「すごく似ているし、ピコ太郎のいやらしい部分をつかんでいます。色使いもスゴくキレイですよね」。最後は、ゆるーく見どころをアピールしてくれた。「このアニメは、大人の説明つきで子どもに見てもらいたい。PPAPに飽きたとかピコ太郎つまらないとか思っている人たちも、谷口さんの画があるのでイケると思います。超期待して、ハードルをガンガン上げてください。僕らは、そのハードルの下をくぐっていきますから」。

 きょう28日から同アニメの公式サイトにて、制作レポートの連載がスタート(http://avex.jp/piko-lullaby/special/detail.php?id=1001402)。公式ツイッターのフォロワーへの「ピコ太郎の踊るGIFアニメ画像」のプレゼントキャンペーンも開始される(http://avex.jp/pikolullaby/special/gifani_dl/index.php)。

最終更新:6/28(水) 22:15
オリコン