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豪州、インド、ドイツへの投資に期待できそうな2017年後半、その理由は?

6/27(火) 21:35配信

投信1

2017年の最大のリスクイベントであった仏大統領選挙を無難に通過し、上半期の株式市場は世界的に堅調となっています。とはいえ、パフォーマンスは国ごとに異なりますので、好調な国へ投資し、調子の芳しくない国への投資を避けることができればより高いパフォーマンスが期待できます。

今回は、今年前半の動きを振り返りつつ、年後半に高いパフォーマンスを期待できそうな注目国をピックアップしてみました。

上半期は新興国のパフォーマンスが先進国を上回る

2017年の世界全体の成長率は3年ぶりに前年を上回り、成長が加速する見通しです。

経済協力開発機構(OECD)が6月7日に公表した世界経済見通しによると、2017年の世界の成長率は3.5%と前回3月の見通しから0.2%ポイント引き上げられました。また、国際通貨基金(IMF)が4月18日に公表した世界経済見通しでも、世界全体の成長率は3.5%と前回1月の見通しから0.1%ポイント上方修正されています。

良好な世界経済見通しを反映し、株式市場も好調です。47の国・地域の大型株と中型株で構成されているMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(AWCI)の年初来の騰落率は、6月23日現在で+10.7%と年初から大きな押し目もなく堅調に推移しています。

ただ、23の先進国で構成されているMSCIワールド・インデックス(World)の騰落率が+9.9%であるのに対し、24の新興国で構成されているMSCIエマージング・マーケット(Emerging)は+17.3%となるなど、新興国でのパフォーマンスが先進国を大きく上回っています。

リスクの高い新興国への投資が増える、いわゆるリスクオンの流れとなっており、年後半も新興国での高いパフォーマンスが期待できそうです。

新興国ではインドに熱視線、ブラジルに暗雲

新興国のなかではインドに注目です。昨年11月の高額紙幣廃止で現金が不足し、一時的に景気が低迷しましたが、現在は新札の流通に伴って正常化しています。また、3月の地方選挙でモディ首相が率いる与党・インド人民党が圧勝し、経済改革への期待が高まっているほか、物価が下がり消費者の購買意欲も強まっています。

インドの1-3月期のGDP成長率は前年同期比+6.1%に鈍化しましたが、通年では+7%台へ回復する見通しです。また、5月のインド消費者物価指数(CPI)は前年同月比+2.2%と過去最低の水準に低下し、同国の代表的な株価指数であるセンセックス(SENSEX)指数は6月に過去最高値を更新しています。

一方、マイナス成長を3年ぶりに脱出し、薄日が差していたブラジルでは、テメル大統領の汚職疑惑が発覚したことで暗転し、株価が急落しています。ブラジルの代表的な株価指数であるボベスパ(BOVESPA)指数の騰落率は年初来では+1.4%となっていますが、5月の高値からは-11.1%も下落しています。

中国も高い成長を達成していますが、企業の過剰債務問題や住宅価格の高騰から金融を引き締めており、株価は冴えません。上海総合指数の年初来の騰落率は+1.7%とプラスを維持していますが、4月以降では-2.0%とここ数カ月は弱含んでいます。

中国は、この秋の党大会に向けて当面は高成長を維持する見通しですが、景気のかじ取りはますます難しくなっており、長期的な景気減速懸念は払しょくできない模様です。

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最終更新:6/27(火) 21:35
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