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北海道の老舗百貨店に福祉拠点 高齢者講座や雑貨店も

6/27(火) 14:12配信

福祉新聞

 北海道函館市の駅前にある老舗百貨店「棒二森屋アネックス」の6階に、高齢者などが学び、交流する場「ふらっとDaimon」がある。

 ふらっとは「高齢者大学」「高齢者サロン」「ボランティア団体の事務所」「福祉カフェ」の4機能を持つ地域福祉活動の拠点として、市が事業化。同市内中心に介護、調剤など30事業を行う白ゆりグループの(株)メディカルシャトーが地域貢献事業の一環で運営を受託、2016年10月に開所した。

 多目的ホールや会議室を使って高齢者大学、健康体操・薬膳茶などの各種講座、イベントなどが開かれたり、ボランティア2団体の事務所と白ゆりグループによる暮らしの相談窓口が置かれ、医療・介護を始めとする家庭生活の無料相談が行われたりしている。

 また、利用者が食事休憩したり交流したりできる「カフェCog」や、函館近郊の障害者事業所の製品を販売する雑貨ショップが常設され、障害者の就労の場や製品のPRの場にもなっている。

 ふらっとのマネジャー・藤原孝史さんは「カフェや雑貨ショップの運営は、障害者事業所を運営する社会福祉法人函館一条にお願いしている。百貨店にこうした場所があるのも珍しいが、高齢者・介護関係と障害者関係の法人が協力して運営するのもあまりないこと」と話す。

 ふらっとが開所して8カ月。高齢者大学は定員を超える申し込みがあり、講座も月に50講座が開かれるまでに定着。1日当たり平均利用者は160人を超え、カフェや雑貨ショップの売り上げも好調だという。

 「初めての試みで不安はあったが、想定以上の人が利用してくれている。収支はトントンだが、今後は1日当たり200人を目指し、野菜の即売会やコンサートなどの企画も考えたい」と藤原さんは話している。

最終更新:6/27(火) 14:12
福祉新聞