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国内初の民間単独ロケット いよいよ宇宙へ 北海道大樹町のインターステラ社

6/27(火) 14:22配信

十勝毎日新聞 電子版

 ロケット開発を行うインターステラテクノロジズ(本社大樹町、稲川貴大社長)は、宇宙を目指す観測ロケット「MOMO(モモ)」の初号機の打ち上げ日について、7月末実施に向け、関係者と最終調整を行っている。日程調整や機体製造が予定通り進めば、7月上旬にも記者会見を開き、打ち上げ日を正式に発表する。

 高度100キロ以上の宇宙空間へのロケット打ち上げに成功すれば、国内の民間企業単独では初めてとなる。打ち上げは太平洋に面した大樹町浜大樹の実験場で行う。

 現在、同社社員が各行政機関や漁業関係者などと打ち上げ日程のほか、打ち上げ地点周辺の安全確保などについて調整を進めている。

 初号機打ち上げに成功すれば、関係各所と調整してMOMOの商業打ち上げ実施を目指す。宇宙空間まで飛ばし、そのまま落下してくる「サブオービタル飛行」のサービスで、数分間の無重力状態を提供する。また、機体を使った企業や商品広告での活用も想定している。並行して2020年の超小型人工衛星打ち上げ用のロケット開発も進める。

 同社は超小型人工衛星の格安打ち上げサービス開始を目指すベンチャー企業。05年に、ISTの前身組織で、民間での宇宙開発を目指す「なつのロケット団」を結成、13年には大樹町にISTを設立し、開発を進めてきた。今年5月にはロケットエンジンが完成し、機体製造と打ち上げ日の調整を進めていた。(伊藤亮太)

十勝毎日新聞