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【映像】遺体発掘でDNA鑑定 ダリの娘を名乗る女性の訴えで

6/27(火) 13:14配信

AP通信

マドリード、スペイン、6月26日 (AP)― スペインを代表するシュールレアリスムの巨匠サルバドール・ダリの娘を名乗る女性の申し立てを受けて、マドリードの法廷は26日、ダリの土地や遺品などを管理する財団の反対を押し切って、遺体の掘り起こしを命じる判断を下した。財団は上訴を検討しているという。

1989年に永眠したダリの遺体は、生地であるスペイン北部カタルーニャ州フィゲラスに埋葬されている。

タロット占い師のピラール・アベルさん(61)は、ダリと不倫関係にあった母親アントニアさんの間に生まれた子だと主張。アントニアさんと関係があったとされる時期に、ダリは彼の「女神」であり、1982年に死去した夫人ガラと結婚していた。

ガラにはダリ以前の結婚で1人娘がいたが、ダリとの間に子どもはいなかった。ダリは84歳で逝去したが、財産のすべてはカタルーニャ州に寄贈された。

マドリードの裁判所は25日、「遺伝的比較を行う他の生物学的遺産が残ってない以上、ダリの遺体から採取したDNAの鑑定が必要である」との判断を示した。

アベルさんの2015年、ダリの遺産の受託者であるスペイン財務省とその管理団体ガラ・ダリ財団を相手取って訴訟を起こした。DNAが一致すれば、アベルさんはダリの姓を名乗ることができるだけでなく、総遺産の25パーセントに相当する絵画などの作品と土地に対する権利を主張することができる。

(日本語翻訳 アフロ)

*地名の表記をマドリードに訂正しました。

最終更新:6/27(火) 18:15
AP通信